ラクア LakuA

写真・絵画といったヴィジュアルアートを中心に、言葉、音楽によるパフォーマンス、そして時…

ラクア LakuA

写真・絵画といったヴィジュアルアートを中心に、言葉、音楽によるパフォーマンス、そして時に、それらをすべてを混在させた、インスタレーション(展示の空間全体が作品)を表現の活動として展開する作家。であるが、それよりも何よりも、南インドの沈黙の聖者、ラマナ・マハルシが、死ぬほど好き。

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  • ラマナマハリシ 不滅の光への旅

    突然訪れた、沈黙の聖者ラマナ・マハルシの写真との出会い。それから10数年をへて訪れることになった、彼が愛し、亡くなるまで一歩も動こうとしなかった南インドの聖地アルナーチャラへの巡礼。2ヶ月に及ぶ滞在、瞑想の全記録。

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ラマナ・マハルシ 不滅の光への旅

1 沈黙の聖者 との出会い 確かな日付は覚えていない。しかしその時の感触は、20年を経た今でも、まざまざと蘇ってくる。肉感的とも言える、至福に満ちた、不思議な、尊…

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ラマナ・マハルシ 不滅の光への旅

ラマナ・マハルシ 不滅の光への旅


1 沈黙の聖者 との出会い

確かな日付は覚えていない。しかしその時の感触は、20年を経た今でも、まざまざと蘇ってくる。肉感的とも言える、至福に満ちた、不思議な、尊い、感覚と共に。

その時生まれて初めて、あの写真を、眼にしたのだった。

読み始めた本の、あるページを開いた瞬間、そこに現れた白髪の男性の顔から、突如として目が離せなくなった。さして質のよくない、コントラストの強すぎる、白黒の写真。

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