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ラナンキュラス

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今日はあたたかい。外が甘い匂い。何の匂いかは分からんが、たぶん植物の何か。

洗濯して昼前に家を出る。
4月からボランティア活動をする予定で、今年に入ってから活動のいろはを学ぶ事前講座を週末に受講しに行っている。今日も講座。内容がいよいよ実務的なものになってきた。上手くできるかな……。人前に立つのは嫌いじゃないし、割と好きな方だと思う。でも、もっともっと好きになりたい。

お花を買いたくなって、帰りに京都ポルタの中にある花屋を目指す。道のりが分からず迷う。ちょっと離れた南エリアにあるのね。覚えとこう。花桶から溢れんばかりのお花で満たされた店内に入ると、なんかめちゃくちゃ歓迎されている気持ちになる。

岡山の古道具屋さんで買った細い緑の花瓶になにか挿したくて、オレンジ色のチューリップを選んだ。品種名が「オレンジジュース」なの、かわいい。

もうひとつ持っている大きめの花瓶に入れるお花もいくつか選ぶ。こちらは春っぽいピンク系でまとめた。 私の一番好きな花、ラナンキュラスを筆頭に、優しい桜色のチューリップ、ハイブリッドスターチス、桃色のスイートピー、あとラッパみたいな「キルタンサス」というお花。とても華やかで、見ているだけで楽しい。美しいものを美しいと思い、楽しめる気持ちが自分に戻ってきていることに安心した。

店員さんが茶色いクラフト紙で全部のお花を細くキュッとくるんで渡してくださって、その包み方がクレープみたいだった。ふわふわのクレープの具を何度も覗き込みながら家に帰る。

帰り道でサカナクションの曲をシャッフル再生していたら、「なんてったって春」が流れた。


家に着き、洗濯機の蓋の上で花をばらす。一人暮らしの手狭な家では、洗濯機の上は立派な作業台である。茎を少しずつ切って高さを調整しながら花瓶に挿し、バランスを見る。この時間が楽しい。ラッパみたいなキルタンサスの断面は空洞で、空芯菜みたいだった。水めちゃくちゃ吸えそうなビジュアルしてんな。
本棚の上に花瓶をふたつ並べた。部屋が明るくなって嬉しい。

キルタンサス
スターチス

スターチスの語源は「止める」という意味のギリシャ語「statizo」。その名の通り(?)、かつては胃腸薬として活用されていたお花らしい。


ガーデニング好きな両親の影響で私も花が好きになり、よく周りの人に「好きな花は?」と聞いています。ということで、あなたの好きな花、教えてください!

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