#41 僕の仕事の話
お疲れ様です。
先週末にあった、僕の職場をあげての事業が先日、無事に終了しました。
僕自身は、同じ課ですが、運営の方にはほとんど携わってなく、2日間プレイヤーとしての参加をしてきました。
何の話やねん!ってなりますよね?
はい。
今まで、言及していませんでしたが、僕の仕事は消防士です。
今までは伏せながらいろいろと仕事の話もしていたんですが、少し無理があるなーと最近思い始めていたので、急なタイミングですがカミングアウトしました。
せっかくなので、自分の仕事のことについて少し紹介します。
消防の仕事といえば、火事を消す防災係(消化する部隊)、傷病者の元へいく救急係、あらゆる災害現場で救助活動をする救助係の現場で活動する部隊と、建物の設備等の指導を行う予防係、火災の原因調査を行う調査係、119番通報を取る指令係のような係などがありますが、これらとは別にも実は仕事があります。
これら職員の身の周りのこと(福利厚生、資機材及び装備等の購入、管理、訓練起案及び計画並びに運営等)を回している職員もいます。
俗に言う、日勤と言われている人たちです。(普通のサラリーマンの方と同じく、カレンダー通りの勤務体系です。)
で、僕はどの係にいるかと言うと、今述べてきた係ではなく、指揮係という係にいます。
そこでの役割は、現場の指揮を統括する部隊になります。
具体的に言うと、火災現場や救助現場などで、指揮本部を立てて、情報を管理しながら部隊の運用を統括して指揮をするような係になります。
それに加えて、ドローンの運用をしていたり、訓練関係の企画立案や運営もしたりしています。
で、僕はその係で唯一日勤をしている職員になります。
上記の業務内容の中の、主にドローンと訓練関係の企画立案などの調整が僕の主担当の仕事になります。
で、話を戻します。
今週末に、中国四国地区の緊急消防援助隊の訓練がありました。
緊急消防援助隊とはなんぞや??
となりますよね。
簡単に言うと、他県で発生した大規模な災害に対して、近隣の他の県から大隊を組んで、応援に行くといった仕組みになります。
例を出すと、東日本大震災や熊本地震、能登半島の地震などがそれにあたります。
そしてこの訓練は、被災地における「受援」の動きに加え、そこに援助しに行く「応援」の動きも含めた総合的な訓練になります。
われわれが所属する消防本部が被災した想定で、市や県や国、県内の消防本部、警察、海保、自衛隊、DMAT、、、
本当に様々な関係機関と連携をとり、実際に被災した想定で訓練を行います。
これだけの規模の機関や人が携わる大きな事業です。
運営の皆さんの苦労は、本当に大きかったと思います。
僕自身は、初日は県庁に入るリエゾン(自分の消防本部との橋渡し役)として災害対応をしていく図上訓練(DIG)と呼ばれる訓練を行い、2日目は2つの大きな災害現場(1つはNBCと言われる特殊災害事案、2つ目は地震の影響により倒壊家屋に取り残されている要救助者及び津波被害にあった現場)の情報をまとめる現地合同調整所と救護所(傷病者達が集められてトリアージを行い、優先的に搬送する人を決める場所の管理を行う場所に入りました。
この2日間の訓練を通して、まず持って運営に携わった関係者の皆さんにお疲れ様でしたとお伝えしたいのと、貴重な訓練に参加でき、しかも、自分に取って本当に学びが多い2日間であり、準備期間でもありました。
それも、運営の人たちが一生懸命企画して動いているのを間近に見ていたので、その思いに恥じないように何とか自分ができることはやろうとした結果、学びのある訓練にできたのかなとも思います。
最近、仕事でうまくいかないことが何件か続いていました。
いろいろと模索して進めていた事業がポシャったりすることが続いたり、僕のやり方が気に入らないと言われたり。
そんなこともありながら、それに加えて、人と自分の仕事量を比べたり、そんなどうしようもないところに労力を割くのは意味がないこともわかっているんですが、なかなか大人になりきれないというか、いろいろと思うところはありました。
でも、なぜかこの大きな訓練を終えて、気持ちが少し晴れているような感じになっています。
なぜそんな気持ちになったのかなと、自分なりに分析してみました。
一つは、訓練に参加していた他県の参加者たちのスキルの凄さに感銘を受けたこと。
そしてもう一つは、この訓練を通して、自分の中でも試行錯誤しながらある一定の成果が出せたのかなと感じたこと。(もちろんできていない部分も多々ありますが)
でも、最後の一つが一番デカかったかな。
それは、この大きな大きな事業の企画立案から全ての運営の主担当だった先輩が、しんどかったけど楽しかったと言っていたんですね。
僕はそれに本当に驚きましたし、同時に心の底から尊敬しました。
僕の拙い文章では伝えきれないかもしれませんが、この訓練は1000人以上の規模の消防士達が一同に会する訓練です。運営などを含めるとさらに数は増えます。
こんなでかい事業の準備を楽しかったと言える先輩は変態だと思います。笑
僕自身が動かしている事業は、先輩の今回の仕事に比べたらすごく規模の小さいものになります。
でも、どんな大きさの仕事でも、楽しめたら最高やなと。
そう言えたら、それは誰が何と言おうと成功だったと思います。
次は僕の番だな。
規模は小さくなりますが、しっかりとやりたいと思います。
もちろん、僕ができることをしっかりと。
それ以上も以下もない。
僕のできることに集中する。
昨日よりも、今日よりも、1ミリでも前へ。
さあ、明日からまた頑張ろう。
長々とすみません。
タイトルと本文の内容がリンクしていない部分も多々あるかなと思いますが、今日はなんか気持ちが昂って、こんな感じになってしまいました。
僕の中の備忘録として書き記しておきます。
ではまた。
おやすみなさい。