週末エッセイ:本を買う時のマイルール
お疲れ様です。昨日は久々に朝から単発バイトをこなしてきまして、帰宅早々ボロ雑巾のように眠ってしまった、星凪樹です。ここ数ヶ月労働から遠ざかっていたのでブランクが……
失業保険受給中にバイトを入れてしまうとその日の失業手当が貰えなくなってしまう(労働時間等によっては減額で済む)ので、あんまり旨みはないのですが、一日中家にいたって四六時中創作活動しているわけでもあるまいし、何より普段接する機会のない人や場所に行って気分転換になると思うと、たまに働くのはそんな悪くないかなと思ったりもしています。いやまぁフルタイムはちょっと……
今回のお題は「本を買う時のマイルール」です。
本、最近読んでますか?
秋といえば「◯◯の秋」という言葉があります。スポーツだったり、食欲だったり、芸術だったりと、様々な言葉とセットで用いられますが、中でも一番好きな言葉は「読書の秋」です。
自分は昔から本が大好きなので、紙の本をよく買います。新しい本よりも古い本の方が好きなので、本屋に行くと新刊コーナーはスルーして、岩波文庫のコーナーを覗いてみたりしています。
栃木から都内に引っ越す時に、一部の本は処分したり、メルカリに出品したりもしているのですが、それでも尚本棚はパンパン、別に用意したケースもサイズ違いを合わせて10ケースほど埋まっているという状況で、本当、どうしたものか……という感じですw
そんな自分ですが、最近は読む時間も中々取れないので自制?して、なるべく手元の本を増やさないように心がけています(それでも増えはするのですが……w)
一応、本を買う時に考えている、自分なりのマイルールがありますので、今回はそれについて書いていきます。
1.新刊は基本買わない
上にも書いたのですが、基本的に新刊コーナーに置いてある本は買わないようにしています。自分が天邪鬼気質なのもそうなのですが「鮮度が落ちるのが早い」のが主な原因です。
日本の書籍新刊出版量は、年間約7万冊で、一日約200冊もの新刊が出版されています(総務省統計局のページより)
出版不況の影響で年々右肩下がりではあるものの、今尚普通の人では一年かかっても読み切れない量の新刊が毎日出版されているわけです。
しかし、その限りない新刊の中で、ベストセラーとなる本は僅かしかありません。大半がその場限りで増刷もされずに絶版となってしまうのです。限りある人生の中で、そのような本を読んでいる時間が果たしてあるでしょうか?こんな言葉があります。
……引用している本人も酷く耳が痛い言葉なのですが(;´Д`)
無闇矢鱈と本を買うのはなく、ちゃんと内容を見極めて、自分にとって良いと思える本を手に取りたいですね。
それに、基本的に新刊は地域の図書館でも取り扱うケースが多いので「そんなに欲しいわけじゃないけど、ネットやテレビなどで話題になっているから、少し気になる」程度であれば、図書館に入荷するまで待つのも良いと思います。
2.漫画は基本紙で買わない
漫画も、できるだけ紙で買わないように心がけているものの一つです。それには以下の理由があります。
基本続刊なので、本棚のスペースを継続的に圧迫するため
最近は、大体電子書籍版も同時発売するため
数多くの人が購入するので、処分時にお金にならないため
『ONE PIECE』や『こち亀』『ゴルゴ13』など、日本には超ヘビー級の御長寿漫画がゴロゴロあります。
『こち亀』は連載が終了しているので、今から集めるにしてもスペースの見通しは立てやすいですが、その他の今尚連載継続中の作品は、今でさえ本棚のスペースを圧迫しているのに、今後更に圧迫することとなります。
また、これは自分がメルカリなどのフリマアプリをよく使うことも関係しているのですが、基本的に漫画は安くしないと売れません。たとえ売れたとしても、販売手数料や送料を差し控えて、売却利益が数十円ということも大いにあります。
BOOKOFFなどの中古販売店に持ち込んだとしても、話題の漫画や、よほど貴重なものでない限りは一冊数円で買い叩かれることもザラです(下手すれば買い取り拒否、もしくは値段がつかないなんてことも……)
スペースを取る上にロクな値段で売れないので、どうせならという感じで、最近はKindleで買うようにしていますが、
紙でしか出ていない漫画
好きな作家さんの漫画
どうしても紙で持っておきたい漫画
など「紙で買う理由」がある漫画のみ、紙で買うようにしています。ですので、自分の本棚は漫画より活字の本の割合が多いです。
3.「いつでも買える本」は基本買わない
これも自分の変なこだわりですが、基本的に「いつでも買える本」は買わない、買ったとしても本当に自分が読みたくなったタイミングになった時のみ買うようにしています。
「いつでも買える本」というのはなんぞや、ということですが「大抵の書店や通販サイトでは取り扱いがあって、買おうと思えばいつでも買える本」をここでは指します。
自分は(自分で言うのも気恥ずかしいですが)サブカル大好き人間であり、栃木に住んでいた時には、わざわざ数千円の運賃を使って都内の某サブカル系ギャラリーに足繁く通っていた時期もありました。
そこで売っていた本は、普通に生活しているだけではまずお目にかかることができないような珍しい本であったり、一般の書店には卸されない凝った装丁の本だったりしました。
そうした本の中にはその場所、その時間でしか出会う機会がない、まさに「一期一会」とでも言うべき本もあって、それらを手に入れるために安くない金額を出したものです(今でもそれらは本棚の中に仕舞われていて、密かな自慢になっています)
それらについてはそもそも電子版がないことの方が多いので「欲しかったら買う」が正解なのですが、そのような本を見てきてしまったお陰で、今の捻くれ者の自分がいるのかも知れません……(´Д⊂ヽ(多分生来の気質)
4.技術書は基本紙で買う
今までは「紙で買わない本の条件」を書いてきたので、最後は逆に「紙で買う本の条件」を書いていきます。
それは参考書です。最近、unityの本が急速に増えています。最近出たものやしばらく前に出たものと様々ではありますが、10冊を優に超える参考書が家の中にあります(今後も数冊増えるかもしれません)
これら「技術書」と呼ばれる本は、基本的に紙で買います。もちろん電子書籍版も出ていますが、自分的にはどうもしっくりこないのです。
しっくりこない原因として考えられるのは、以下の3つです。
電子書籍は場所は取らないが、それ故に定着し辛い
マーカーが引けない
インデックスシールが貼れない
(設定次第ではあるが)長時間同じページを表示していると勝手に画面が閉じる
(自分の場合ですが)基本家から持ち出さないので、携帯性を考える必要がない
基本的に脳は、付箋を貼る、マーカーを引く、書き込みをするなどの「アウトプット」をすることによって記憶を定着させるそうです。電子書籍でもできるっちゃできるのですが、やはり直接手を動かして書く、貼ると言った行為が一番定着し易いのだとか(世代間の差異や、人によって差はあるようですが)
自分自身、アウトプットを意識していたわけではありませんが、やはりそういう研究もあるので、今後も自分は技術書などは、紙で買うと思います。
まとめ:結局「悩んだら買う」が安牌
ここまでグダグダと書いてきましたが、結局「悩んだら買う」が最適解だなと思います。要はフィーリングですね!
自分は凝った装丁とかに心惹かれて買ってしまうことも多いのですが、そうした突発的な出会いから新しい・面白い知見を得たりすることも多いので、迷ったら積極的に手にとってみることが大事だなーと。