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育苗準備

 2月になったので、いちごの収穫と並行しながら本格的に育苗準備にとりかかります。ただ、肝心の育苗棟が5月になるまで使えないとのことなので、雨風をしのぐため近くの空きハウスを暫定的に間借りることになりました。
 間借り用ハウスは長い間使われてなかったので、育苗カウンターや灌水設備の清掃・改修に少しずつとりかかります。

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 最初は灌水バルブの交換から。
配管に使用する部材の名前を早く覚えたい。スクリーンフィルタ、チーズ、エルボ、カップリング、エンド・・・
塩ビ管と点滴チューブの接続部分にあるボールバルブを外します。経年により固くなっているので、スパナを使用。

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 サンホープさんのTSV17にチェンジ。このサイズのバルブは1.5~2.0MPa(≒15~20kg/cm2)くらいの耐圧性能があるそうです。接続する点滴チューブ(ドリッパー)の設定圧力が0.1MPa前後なので安心です。

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 塩ビ管に接続するネジ部分に『シールテープ』(年配の人の発音だと「白テープ」にしか聞こえない。あるいは、本当に白テープだと思ってるのか)を巻き付けます。写真のように、締付方向に順じて時計回りに7回巻くと丁度よさそうです。

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私はこのハウスで苗受け予定はありませんが、白い底面給水マットも張り替え開始。配管も良い感じてセット完了。

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プランター内に残っている培土は全て廃棄し、業務用高圧洗浄機を使って100個洗浄。念のため資材消毒用の「ベンチアゾール乳剤」を1000倍に希釈し30秒ドブ漬け完了。水が冷たくて凍えました。

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 あとは、培土が届いたら早速プランターに定植したいのですが、注文して1週間たっても連絡がない。この業界では普通の事? 苺の苗たちは小さなポットに入れられたままで、さぞ窮屈な思いをしていることだろうと思いますが、休眠中はプランターでなくても問題ないらしい。

 葉柄も葉も短くして、ぺちゃんとロゼット状になり寒さに耐えている姿は「枯れてしまったのかな?」と思わせるものがあります。
 しかし、時々つぼみを付けたり、小さな新葉を展開させようとしているので生命がある事が確認できます。植物も人間同様に春を待ち遠しく思っているようです。

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