よもぎの仲間でマラリアの治療薬にもなった、その名は「クソニンジン」
こんにちは、偉大な薬草が「クソニンジン」と聞いて、改めてネーミングの重要性を感じたラ・フェ修家です。
先日、道の駅で仕入れたよもぎを、早速スイーツで使い「よもぎのブランマンジェ」にしました。
ギリギリのやわらかさのゼラチン加減で仕上げに軽くきなこをふりかけます。
よもぎの話
よもぎ属の植物は、古くから世界中で、薬草として使われています。
日本では、よもぎ団子や草餅でよく使われていて、どちらかというと、和菓子の材料のイメージです。
その他にも、漢方薬やお灸のモグサの原料にもなっていて、いろんな効果の万能薬であることから、「ハーブの女王」と呼ばれています。
よもぎ属の学名「アルテミシア」(Artemisia)はギリシャ神話の女神「アルテミス」からきています。
植物の名前には、ギリシャ神話がよく出てきますね。
「ニガヨモギ」で作られた禁断の酒「アブサン」も有名です。
クソニンジンの話
これらのヨモギ属の中でも、マラリア治療に使われているアルテミシア(Artemisia annua)の和名が「クソニンジン」です。
ヨーロッパでは、女神の名前がついてるのに、和名が「クソ」って・・・
この「クソニンジン」の成分で副作用が少ない「アルテミシニン」がマラリア治療に広く使われています。
マラリアの病原菌を媒介しているのは、世界で最もたくさんの人を殺している第1位「蚊」です。2位は「人間」。
人の命を救う、よもぎのチカラはすごいですね。
まさに、神の薬草、クソじゃないよ。
確かに「薬草」と聞いてパッと頭に思い浮かぶのは、よもぎですね。
よもぎのおもな作用
などまだまだ色々あります。
薬としての効果が高いいっぽうで、副作用もあり、妊婦さんや、てんかん体質の方、アレルギーの方の摂取には注意が必要です。
春になると公園や山に生えている、よもぎは今が旬ですが、間違えて違う植物を食べないように注意しましょう。特にトリカブトは猛毒で危険です。
よもぎが、生で売っていない場合は、よもぎパウダーなどを使ってみてください。ちゃんと栄養もあって香りもあります。
よもぎを見分ける自信がある人は、山に取りに行ってください。
許可もとってくださいね。
草餅が食べたくなってきました。
次の休みにでも買にいこっと。