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開発秘話08:謎を作り心を追う方法。どんな物語にも謎は作れる。

テレビドラマでは「相棒」が好きです。
ミステリーと呼ばれるジャンルが好きです。

アンデッド・シンデレラでは「シンデレラが灰になる」という事件があります。
「謎」があるわけです。

それはつまり
・犯人 (誰が)
・動機 (なぜ)
・凶器 (どんな方法で)

があるのです。

もう少し細かく言えば、
・いつ
・どこで
も必要ですが最初の3つがあれば最低限成立すると思います。

アンデッド・シンデレラにもこの3つがあります。
調子に乗って全部書いてしまいそうです。
…是非アプリを遊んでみてください!!

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時系列で考える

シナリオとして書く際には
「興味深い(面白い)ところを冒頭に持ってくる」
というのを意識していますが

まずは時系列に事件を整理して書きます。

アンデレッド・シンデレラならば
原作「シンデレラ」の時系列を踏まえ

1)両親他界
2)継母と姉たちにいじめられる
3)継母たちはパーティーへ行き
4)残されたシンデレラが魔法使いに出会い
5)なんやかんやでお城へ行き
6)王子様とダンス
7)12時の鐘で帰宅
8)ガラスの靴を落とす
9)王子様がシンデレラを探し
10)めでたしめでたし

この中のどこかに「灰になる」タイミングを入れます。
犯人は××その動機は△△凶器は◇◇もどこかに入れ込みます。

私は矛盾が生じないよう、エクセルでタイムスケジュールを作りました。
その後、パワポで図解しイラストレーターさんや翻訳家さんにも資料として渡しています。
無くてもいい資料ですが、共有したくなってしまう性分です。


灰になるタイミングによっては「継母たちが登場しない」という可能性もありますね。
そのように考えると、同じ題材で無限に違う物語が作れる気がしてワクワクします。

シナリオとして整える

時系列どおりに書けば、矛盾も謎もなくなり
誰にでもわかりやすい文章になります。

でも、それはミステリーでもなければ面白くもなんともないので
「隠します」
犯人、動機、凶器、あるいは「狂気」を。

そして、どこから書き出せば「ミスリード」を誘えるか
どんな発言、そぶり、説明を入れれば「ミスリード」になるか
順番を入れ替えるだけで、人は簡単に誤解をします。謎は作れます。

そういう「意地悪」をすることがシナリオを整えることだと思っています。

ただ私が天邪鬼なだけかもしれません。


動機=心の動き

ミステリーに限らず
どんな物語にも「動機」があり
ソレが一番大切で必要だと思っています。

「ソレ」をするまでに至った理由
心の動き

「そりゃーやっちゃうわ」って思えるくらいの理由を用意しないと白けてしまいます。
つまり「元凶」です。

アンデッド・シンデレラでも「元凶」に重きを置いて丁寧に作成しました。

凄く語りたい部分ではあるのですが、ネタバレも甚だしいので我慢します。


ただ、「アンデッド・シンデレラ」が「本格ミステリー」か?と聞かれればNOです。
だって魔法使っちゃってるし。

アプリ情報

アプリ名:アンデッド・シンデレラ
リリース:2018年4月19日
15本目のアプリ
iOSはここからダウンロード
Androidはここからダウンロード

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