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ladygaya
2018年8月22日 19:50
2003年の夏に南イタリアを観光した。父が定年後の第2就職で滞在していたので押し掛けたのだ。3日間父の運転で走りまわるうちに、強い日射しとどこまでも続く白茶けた丘陵、遺棄された建物の多さにおそれをなした。芳醇な歴史を読み解くには自分の中のフックが少なすぎた。 アルベロベッロに向かう途中のトゥーリという街に立ち寄った時だったと思う。通りがかりの建物の中でノミを振るう若い職人がいた。見るともなしに