大腸癌で外科手術を受けた話4(入院4日目、痛み)

この日は夕方までは硬膜外麻酔の効果でうつらうつらしながら、午前と午後にリハビリをして比較的ゆっくり過ごしていました。
ちなみに絶食も4日目になるのですが、不思議とお腹はすきませんでした。
何か食べたいとも思わず。
やはりお腹にぼんやりとある痛みのせいでしょうか。

夕方には硬膜外麻酔のボトルが空になったので、先生が背中のカテーテルを抜いてくれました。
これでまた自由度がひとつアップ…!

と思っていたら、ぼんやりしてした痛みが徐々にはっきりしてきたのです。
麻酔の効果凄かったんだな…と改めて実感。
手術の傷口(計4つ)の痛みと、その奥の組織(膜とか筋肉とか?)の痛み、あと腸が動く時の刺激による痛みが組み合わさって同時多発的に色々痛い。
麻酔があったときでも、体を動かしたり起きたり寝たりするときはイテテ…という感じだったのですが、もう常時痛い。

看護師さんには毎回これまで経験した最大の痛みを10としたら、どのくらい?と聞かれるのですが、「7」と答えていました。
これまでにMAXで痛かった卵巣出血のときよりは痛くないけど、結構気になる痛さ。
ちなみに年に一度あるかないかのなんかすごく痛い生理痛よりはやや痛くない。でも痛みの種類としては、確かに生理痛の痛さに似ている。

因みに、人生で経験した2番目の痛みは下顎の親知らずを抜いて麻酔が切れた後。
1番目のときも2番目の時も、大人なのに「痛いよう」と涙が出るほどでしたが、今回はそこまでではない。
けど痛いのです。

看護師さんに伝え、点滴で痛み止めを入れていただくことになりました。
点滴が始まると確かに少し楽になりました。
が、硬膜外麻酔が入っていた時とは全然違う。
腸が動いたときの痛みが本当に辛い。
ちなみに、術後腸がまだ回復していない段階はガスが溜まりやすいらしく、リハビリ等なるべく動いて排出していく必要があるとのこと。
うん、すごくガス溜まってる感じある。あとそれが移動してる感じ。

点滴の効果が切れるとまた痛みは強くなり、でもこの点滴は決まった間隔以上を開けないと入れられないらしく、この日は痛みで眠れませんでした。

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