大腸癌で外科手術を受けるまで1(手術に向けた検査)
ESDで取った癌の病理検査を受けて、ステージT1bだったので、腸と周辺のリンパ節を切除する方向になりました。
胃や他の臓器に転移していないかと、手術では全身麻酔になるので呼吸機能や心臓に問題ないか、を事前に検査することに。
全部同じ日にやっちゃおうということで、朝から病院に向かいました。
まずは点滴のルートを取るということで、今回は右手首の太めの血管に針を。
結構声が出るくらい痛かったんですが、こんなものなのか?と思いつつまずはCT検査へ。
点滴で造影剤を投入しつつ、万歳をした格好で機械に入ります。
造影剤でアレルギー反応が出る方もいるということでしたが、わたしは大丈夫だったようです。
ただ、機械に入るとおそらく造影剤が反応するのだろうと思いますが、全身がカーッと熱くなりました。これは正常な反応とのこと。
多分5分くらいで検査は終わったように思います。
その後は上部内視鏡検査です。
いわゆる胃カメラです。
胃カメラって20年以上前に一度受けたことがあるのですが、そのときは地獄でした。
受けたことある検査の中で、一番苦しかった記憶です。
当時は水飴みたいな麻酔をスプーンでひと匙舐めた跡、麻酔が効いたんだかよくわからないまま台にのり、細めのホースくらいの太さのカメラを口から突っ込まれ、あまりにも苦しくて泣いて暴れて診察台をバンバン叩き(プロレスでいうギブのイメージ)、看護師さんに怒られた記憶があります。
以降毎年の健康診断での胃の検査は、バリウムを選択していました。
ちなみに、健康診断での便潜血の検査は、あの方法が嫌すぎるのとその割に精度40%とのことで、一度もきちんと提出したことがありません。
だったら自分で内視鏡検査するわ!…と。
それで癌が見つかった訳ですが。
今回は点滴での鎮静剤を使うのと、流石に20年の間にいろいろ変わっているだろう…と期待しながらも内心びびっていました。
点滴のルートから鎮静剤を入れ、その上で凍らせた麻酔薬を渡されて、飴のように舐めるよう言われました。
歯医者さんの麻酔と同じものらしく、確かにだんだん口の中が歯医者でのあの麻酔打たれた感じに…。
口から喉あたりが痺れた感覚になった頃、名前を呼ばれて台に横になり、なんかマウスピースみたいなものを付けられた後、胃カメラが始まりました。
あれ…?なんか過去の記憶より全然苦しくない
苦しくない分、自分の胃の様子を確認したくなり、モニターを見ようとして頭を上げ、看護師さんに頭を下げられるを幾度か繰り返している間に、なんか終わりました。
検査してくれた医師も、「はいー、全然きれいな胃でしたよー」的なことを言ってたような。
鎮静剤を入れているので、検査後30分くらいベッドで休みます。
しかしまだ朝の11時過ぎとかなので全く眠くなく、こんなに苦しくないなら毎年の健康診断も胃カメラにしよう…などと思いながらゴロゴロしていました。
その後は点滴のルートを外してもらい、心臓のエコー検査と呼吸の検査をして、この日は終わりました。
ちなみにルート外すときも、痛くて声が出ました。
さらにその後数日アザになっていて痛かった…。
ただ、こういうこともあるよねと思ってます。
次回以降は手首はやめてくれと言えばいいし。
点滴のルート取るのって難しいみたいだし…。