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お店のお仕事!期限チェック

お店のお仕事を実際に働いている
社員目線で紹介するシリーズ!

記事を開いてくださったみなさん
ありがとうございます😃
レデイ薬局入社4年目社員のかつせです!

この記事では
お店でどんなお仕事があるのか気になる」、
ドラッグストアに興味がある
方にとってその答えになるような
情報をお伝えしていきます!

今回は「期限チェック」。
商品管理にかかわるお仕事です😉


期限チェックって?

食品には「賞味期限」、「消費期限」
医薬品や化粧品には「使用期限」という
消費者が安全に食べられる、使えるように
「期限」が設けられています。

その期限をお客様の手元に届くまで
管理するのはお店の役目。
期限切れ商品の販売は
お客様の信頼を損ねてしまいますよね💧

そのために必要なお仕事が「期限チェック」です!

近年、ドラッグストアでは食品の取り扱いが増え、
レデイのお店もその傾向にあります。

そして、食品の取り扱い量に比例して
期限管理の負担も増えていきました。

今までの期限チェックの方法では
月に1度、期限のある商品をすべて目視で確認👀

食品は毎月、
化粧品や医薬品、日用品は
それぞれ期限チェックの頻度が定められており、
その頻度に従って実施します。
店内のレイアウトを倉庫に貼り、
カテゴリごとに全商品を確認し、
終わればレイアウトの該当部分を塗りつぶす、
というすごく地道な作業でした😓

レデイ薬局で取り扱いのある商品数は
約20,000SKU。
そのうち期限の管理が必要な商品数は
約9,000~10,000SKU。
(※お店の規模や併設施設などにより前後します)

SKU:Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略
商品管理をするときに使う最小の管理単位のこと。
例えば…同じメーカーの柔軟剤で3種類の香り、
それぞれに本体と詰替えがあれば、
3×2で6SKUということになり、1SKUごとに発注や在庫管理をする。

あくまで平均ですが、
なんと店内にある商品数の約半分が
期限チェックを必要とする商品!
この商品数を1か月ごとに管理するのは大変ですよね😨

そこで導入されたシステムが
『semafor(セマフォー)』というアプリ。
(2024年9月、『EX.Management(エクス・マネジメント)』にアップグレード)
現在世界20ヵ国、60以上の企業で導入(HPより)
されていますが、国内でのドラッグストアの導入は
レデイ薬局が初なんです!🤩

セマフォーってどんなシステム?

「1SKUごとにもっとも早い日付だけを管理する」システムで、
一度商品の登録をしてしまえば、
あとは期限が近付いたときに
アプリが自動でピックアップしてくれます。

日々の業務では、アプリを開くと
今日チェックしなければならない商品数が
カテゴリごとに表示されており、
その商品だけを確認します。

アプリを開いた最初の画面
今日チェックする商品数が一目でわかります!

毎日のチェックを確実に実施することで、
従来の期限チェックに割いていた時間が
半分以下に!

『セマフォー』導入から約2年。
私は旧方法も知っているのですが、
その便利さたるや…!

そんな『セマフォー』の主な機能は2つ。
①新規商品を登録する
②期限切迫商品のチェックを行う

①新規商品を登録する

お店によって取り扱いのある商品や
棚の位置が異なるので、
期限の入力はお店で実施します。

まずは医薬品、菓子など大きなカテゴリを選択し(大分類)、
さらにその中で分類されたカテゴリを選びます(中分類)。
その分類に従って棚1本ごとに商品を登録します。
例)大分類「お菓子」→中分類「キャンディ」→棚1本目

登録漏れを防止するために、
商品入れ替えのときと同時に
新規商品登録や棚の移動操作を実施します。

登録作業中

②期限切迫商品のチェックを行う

日々の業務はこちらがメイン。
登録された期限でチェックが必要な商品だけを
ピックアップしてくれます。

商品棚、商品名を表示してくれるので
その売り場まで行き、目視確認をします。
カテゴリの担当者以外でも商品の場所が
わかるようになっているんです!

期限の近さも色で分けて表示されるので
わかりやすいですね。

※取材時の画面です

矢野部長にインタビュー

私も「便利になったな!」と感じた
システム『セマフォー』ですが、
こういった新システム導入のカギを握るのは
レデイの「業務改善部」の存在。

今回は業務改善部の矢野部長に
お話を伺いました!

矢野部長、実は過去のnoteにもご出演いただいてます😀

どんな思いで新システムを導入されましたか?

いつでも前提にあるのですが、
まずは「店舗作業の負担を軽減したい」という思いです。

『セマフォー』導入にあたっては、
「店舗の作業を明確な数値目標を持って削減する事」、
「正しい手順で、無理の無い確実なチェックが出来る事」
の2点ですね。

運用の定着までどのような取り組みをされましたか?

まずは説明の機会を可能限り増やして、
なるべく多くの方に直接案内できるように努力しました。
参加者がなるべく増えるように1回を1時間30分程度で、
12回ほどZoomで説明会を実施しました。
それぞれの説明会で少なくとも
40店舗以上の方が参加していたと思います。

運用にあたっては「既存の方法での期限チェック」と
「セマフォーでのチェック」を計測して比較、
差が出る理由などを都度説明しています。
その上で各店が期限チェックに要した時間・対象SKU数等、
システムで集計された結果を
フィードバックする事で、
DXによる効果を実感して頂けるよう取り組みました。

実際に店舗からどのような声が届きましたか?

セマフォーについては、
他のシステム導入時と比較しても
かなり早いタイミングで
各店の実行度が高まったと感じています。
実際、導入の翌月には
「楽になった」、「便利だ」という声を
予想以上に頂きました。

いい事か悪い事かは別として
今まで導入した仕組みの中で一番
という評価も頂いております。

そもそも期限チェックは、
店舗内にある約10,000SKUの商品を
全て確認するという負担の大きな業務でした。

セマフォー導入前にも、
この作業を少しでも改善しようと
「プライスに印をつける」
「期限の近い商品をノートに記録する」等、
セマフォーと同じ手順をアナログで行おうとしていた
店舗の方はたくさんおられます。
それらの知恵を、DXによって
仕組み化したのがセマフォーですので、
正しい運用を行う事で比較的早期に
効果を実感していただけたのではないかと考えています。


矢野部長、ありがとうございました!
私自身、説明会に参加し、
店舗内への共有にも多く携わったので
実際にお話を伺えて、とても勉強になりました(*'ω'*)

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[制作者Tips]
「ずっと真夜中でいいのに。」さんのライブに行ってきました!
最新曲『TAIDADA』めちゃめちゃよかったので、
今回生で聴けるのをほんとに楽しみにしてたんです!!


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