キレイな薬局総選挙
この度レデイ薬局調剤本部で、
とある総選挙が開催されました。
その名も
「5S取り組みレポートNo.1総選挙」です。
1年間に渡り各店舗で行ってきた
薬局をキレイに保つ取り組み。
提出されたレポートを全薬局のスタッフが確認し、
投票を行いました。
この記事では見事上位に輝いた店舗の取り組みを、
一部紹介します(*'ω'*)
総選挙の目的
調剤本部では、以前より教育部署による店舗巡回を通じて、
店舗クリンリネスの徹底に取り組んできました。
数年に及ぶ取り組みで、
店舗スタッフのクリンリネスに対する意識は変わってきたものの、
多くのモノで溢れ、雑然としている環境を改善するには至りませんでした。
コロナ禍で実地での確認が難しくなったことを契機に、
薬局を利用される患者さんは勿論、
店舗スタッフが気持ちよく働ける環境を整備するため、
2021年度より「5S活動」を本格的に開始しました。
今年で4年目です。
最初に取り組んだのは、
新人薬剤師に対する5S研修(全3回)の導入。
ワークショップやケーススタディを通じて、
5Sの効果や理論を学び、最終回には実店舗での
5S取り組み事例をプレゼンする機会を設けています。
その他にも、店舗向けとして、
社内システムを用いて各店舗内写真を共有したり、
5Sに関する動画コンテンツ・掲示物の配信を行ったりしてきました。
そして、5S活動の3年目となる2023年度に開催したのが、
「5S取り組みレポート No.1総選挙」です。
評価の基準は?
投票にあたって、基準も設けました。
マネしたい・多くの店舗の参考になる
費用対効果・時間対効果が大きい
患者さまに気持ちのよい空間を提供できる
スタッフが働きやすい環境に繋がる
目線のすり合わせを行って、
納得感のある投票にしています。
表彰店舗:レデイ薬局拓川店
見事最優秀賞に輝いたのは、レデイ薬局拓川店です。
毎日のクリンリネスを、
いかにしっかりと、楽しんでやるかというアイデアが満載!
ふくよし薬局長にインタビューしてきました。
取り組みのきっかけは?
拓川店は、早番・中番・遅番があり、
人員も多いので、当社の薬局の中でも
特徴がある店舗です。
元々調剤本部から配信されていた
クリンリネスチェックシートは薬局や人員構成に
合っていない部分もあったため、改良し、
拓川店オリジナルのチェックシートを作成して運用していました。
それでも設置場所が調剤室の奥側であり、
全員がなかなか意識して、クリンリネスに取り組めていませんでした。
また、その他にも様々な課題があり、
店舗の取り組みとして今年度から、
①接遇・クリンリネスチーム
②インシデント対策チーム
③業務改善チーム
を薬局内に発足し、
資格や雇用形態関係なく、それぞれのチームで
薬局運営に貢献してもらうようにしました。
チーム分けは偏りが無いよう調整しましたが、
皆の希望をできる限り優先しています。
そういった背景から、
今回の5S活動は、接遇・クリンリネスチームに
ぴったりだと思い、任せてみることに。
メンバー数人が様々な意見を出し合い、
ミーティングを通じて意見交換やアンケート実施を行うなど、
試行錯誤検討を重ねてくれました。
その結果、クリンリネスチェックシートの再改良、
設置場所の変更を試みることにしたのが、
今回のレポートになります。
▶取り組み1:新チェックシートの作成
これが新しく作成した、
クリンリネスチェックシート・・・
その名もクリンリネスアートです💓
レデイ薬局のハートをモチーフにし、
1ヵ月分の清掃箇所を日にちごと、
項目ごとに分けて押印できるようにしました。
ハート型にしたのは、
どうせなら取り組みを楽しんでできないかということで
スタンプラリーやラジオ体操カードのハンコが埋まるワクワク感を
参考にして作成しています。
週に1回、月に1回などの清掃箇所は下部に入れるなど、
配置も工夫。
月末には綺麗なハートアートができる!はず!
▶取り組み2:設置場所の工夫
以前までの設置場所では全員の目にとまりにくかったため、
出勤の打刻後すぐに確認できるよう、
打刻の際に使う、ノートPC横に設置場所を変更しました。
打刻した後、
自分が清掃する箇所に押印をしてから取り組むということを徹底し、
出勤時にまだ押印されていない箇所を清掃するという流れにしています。
▶受賞の感想
拓川店は古い店舗ということもあって、
クリンリネスの取り組みを行っても
劇的にきれいにはならないので、
今までなかなか受賞できませんでした。
今回が初めて、クリンリネス関連の受賞になります。
皆に報告したときは、歓声が上がるほど!
自分たちが考えて行った取り組みだったので
喜びもひとしおです。
表彰店舗:レデイ薬局束本店
続いて、優秀賞に輝いた束本店です。
薬局長のはまきさんが中心になって行いました。
▶取り組みのきっかけは?
ツルハグループでは「RMP」※の活用について
配信される資料をファイリングし、
いつでも確認できるようにしています。
しかし件数も多く、頻度も比較的高いことから、
整理が後回しになってしまっている作業でもありました。
そこで、面対応店舗で比較的ゆとりのある当店で
指示されたものをしっかりやることを意識して整理を始め、
できたものを今回のレポートで提出してみました。
▶取り組み1:資料のファイリング
束本店では患者さんにお渡しする、
RMPの資料や薬に関する資料等を
分かりやすくファイルにまとめ、名前順に管理。
薬の特徴ごとに五十音順で並べています。
どの担当者でも、
必要な資料がどこにあるか把握しやすいよう
収納することができました。
▶取り組み2:ファイルの目次をつくる
また、資料を管理しやすいよう、
各ファイルの表紙に目次を作成しました。
ページをめくらなくても、ファイルの中身が一目でわかります。
さらに、RMP対応の薬は青字で分かりやすくしています。
ちなみに、RMP対応の医薬品は
錠剤の棚の段階でも分かりやすいようにラベルを貼っています。
当店ではAG(オーソライズド・ジェネリック)の医薬品や
供給不安定な医薬品もラベリングしていますので
RMP対応ラベルは本部配信のものと色を変えて使っています。
▶取り組み3:サッと取り出せる
資料別に冊子等を透明ポケットに分けて
見やすく管理しています。
対象のお薬を始めて飲む患者さんに、
資料を円滑にお渡しできるようになりました。
▶受賞について
特別なことをしたという感覚はなく、
余裕のある時間を使って、
ツールなどあるものを使い、
やるべきことを徹底してやったことで結果が出た、
という感じですから、受賞は・・・恐縮です。
でも、レポート上で使えるものを
他店に共有したことは大きかったかもしれません。
取り組みが参考になった!
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大変嬉しいです。