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お店のお仕事!登録販売者について【試験合格まで】
みなさん、こんにちは!
お店のお仕事を実際に働いている
社員目線で紹介するシリーズ!です!
記事を開いてくださってありがとうございます。
レデイ薬局入社4年目社員のかつせです☺
この記事では
「お店でどんなお仕事があるのか気になる」、
「ドラッグストアに興味がある」
方にとってその答えになるような
情報をお伝えしていきます!
今回のテーマは、
登録販売者のお仕事💊
登録販売者って?
就活中の方は企業研究などをしているうちに
耳にしたことがあるかもしれません。
初めて聞いた!という方のほうが多そうだな、
と私は思ってます。(どうでしょうか??)
おそらく最もシンプルな説明は、
❝医薬品の販売ができる資格❞ということ。
お客様だけでなく、自身や周囲の方の健康な生活を
手助けできる知識が身に付き、
日常に役立つのが魅力だと思います。
2006年に施行された制度で、
今ではドラッグストアになくてはならない資格です。
なぜ、なくてはならないのかというと、
この登録販売者がいないと
お店は医薬品を販売できなくなるから!😲
なので、営業時間中のお店には、
絶対に一人は登録販売者が勤務しているんですよ(*^-^*)
薬剤師との違い
医薬品の販売というと、
薬剤師を想像すると思うのですが、
「薬剤師」と「登録販売者」では
販売できる医薬品の範囲が違います。
「えっ、医薬品は医薬品じゃないの?」と思いますよね。
もう少し詳しく説明すると、
レデイのようなドラッグストアで販売できる医薬品は
「OTC医薬品」といい、
「要指導医薬品」と「一般用医薬品」に分けられます。
さらに、一般用医薬品は副作用、
相互作用などの項目で評価され、
「第1類医薬品」、「第2類医薬品」、「第3類医薬品」
のいずれかに分類されます。
「副作用」・・・薬には病気の症状やけがなどを治したり緩和したりする有益な効果(薬効)のほかに、薬の性質上生じてしまう好ましくない反応のこと
「相互作用」・・・複数の薬を併用することで1つひとつの薬では見られない作用があらわれたり、薬の作用が強くなったり、弱くなったりすること
登録販売者は、この一般用医薬品のうち
「要指導医薬品」、「第1類医薬品」を除く、
「第2類医薬品」(指定第2類医薬品を含む)
及び「第3類医薬品」に限り、販売ができます。
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「第1類医薬品」に該当する医薬品は、例えば
解熱鎮痛薬の『ロキソニン』、胃腸薬の『ガスター10』、
口唇ヘルペスの薬などがあります。
では「第2類医薬品」にはどんな商品が
あるかというと、
かぜをひいたときに使う「総合感冒薬(かぜ薬)」、
胃が痛いときや食べ過ぎたときに使う「胃腸薬」、
腰痛や肩こりなどに使う「外用消炎鎮痛薬」、
虫刺されや湿疹などに使う「皮膚薬」など。
実は、日常の体調不良に使用する医薬品の
ほとんどを登録販売者が販売できます。
ドラッグストアに行くと、
本当にたくさんの医薬品が棚に並んでいます。
種類が多すぎて迷ってしまいますよね・・・。
そんなときに頼っていただきたいのが登録販売者。
お客様の症状をお伺いしながら
医薬品をお選びします。
![](https://assets.st-note.com/img/1711357724447-WWV7H3LLBh.jpg?width=1200)
そんな登録販売者の資格の取り方、気になりませんか?
ここからは、登録販売者として働くための
過程とその仕事内容をご紹介します!
資格取得のために!
「登録販売者」として働くためには、
都道府県が実施する試験に合格し、
販売従事登録をしなければなりません。
まずは試験に向けて勉強!📖
レデイ薬局では登録販売者試験対策として、
一般の方向けに実施している
「一般公開セミナー」と、
レデイで働いている社員に向けての
「登録販売者試験対策講座」の2つがあり、
どちらも専門の講師が担当しています!
「一般公開セミナー」についての記事はこちら!
![](https://assets.st-note.com/img/1710117036295-5qpmlZxddj.jpg?width=1200)
私も新入社員のとき講義を受けて受験したのですが、
最初は耳なじみのないカタカナが多くて
目がまわりそうでした・・・(◎_◎;)
例えば、
『アリルイソプロピルアセチル尿素』、
『クロルフェニラミンマレイン塩酸』。
言うのも難しいような文字列ですよね(笑)。
『アリルイソプロピルアセチル尿素』は
鎮静成分で、鎮痛薬や緊張やいらいら感を抑える薬に、
『クロルフェニラミンマレイン塩酸』は
アレルギー症状を抑える成分で、
鼻炎用内服薬、目薬などによく入っています。
慣れない単語で最初は大変でしたが、
知らないことを知ることができる楽しさや、
今まで見たことのある商品に対して、
「あれってこういうことだったんだ!」
とわかる瞬間があって、
勉強の苦だけではなかったなと思います🤔
また、医薬品といえば理系、
というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、「登録販売者」は文系の方でも取れる資格です!
私自身も文系ですし、周りでもたくさんの文系出身の方が
資格を取ってお店で活躍しています✨
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どんな試験なの?
試験の内容は、5つの章で構成されています。
第1章は「医薬品に共通する特性と基本的な知識」、
第2章は「人体の働きと医薬品」、
第3章は「主な医薬品とその作用」、
第4章は「薬事関連法規・制度」、
第5章は「医薬品の適正使用・安全対策」。
初めて聞く言葉がやはり多いですが、
すべてが初めてのことではないので、
そこは安心してほしいなと思います!
例えば、人体の働きと医薬品の関わりを扱う章では、
中学、高校で習う内容も多くあります。
(苦手だった方も多いかもしれませんが・・・😅)
1例としてこちら。
高校の生物基礎とその応用で解けるかも、
という問題を抜き出してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1708936117694-aP6OMXWYUG.jpg?width=1200)
令和3年度四国・中国エリアで出題された実際の問題です!
気になったら調べてみてくださいね!
記事の最後に回答を載せていますよ~。
試験の要となる、成分名とその効果などは
少なからず暗記が必要ですが、
ただ覚えるだけだと辛いですよね。
私はお店で医薬品の品出しや
前出しを積極的に行って
実際の商品と覚えた成分を関連付けたり、
お店にいる先輩登録販売者の方に
教えてもらったりして、
暗記するだけの苦痛を和らげていました。
店舗の先輩方も気にかけてくれるので、
一人で勉強するのではなく、心強いサポートがあるのが
嬉しかったところです😊
生薬や漢方薬についての知識も問われるのですが、
私が試験を控えていた当時、
読んでいた小説内で、生薬が取り上げられていたので、
モチベーションになったのを覚えています🌱
好きなものと関連させながら覚えられると
暗記が苦手、という人でも少しでも
楽しく勉強できるんじゃないかなと思います!😍
試験そのものは県単位で分けられており、
レデイ薬局がある中四国は
愛媛、香川、高知、広島、岡山は「中国、四国エリア」、
徳島、兵庫は「関西広域連合」として受験し、
それぞれで試験日程、問題内容が異なります。
問題傾向もあるので、試験直前はひたすら過去問を解いて
試験に慣れる練習をしていました📖
試験合格でゴール!
・・・・・・ではなく、
ここがスタートラインです!👊
後編では、実際に資格取得ができた後の
お仕事についてお伝えしていきます!
試験問題の答え・・・⑤です!
記事が役立った!
登録販売者、気になる…!
と思った方はぜひ、スキ!を押していってください💛
執筆者Tips
今春はよく映画を観に行きました(私比)。
『ハイキュー!!』に始まり、『名探偵コナン』、『ブルーロック』に
『アイドリッシュセブン』の再上映。
アニメばっかりですね(笑)
夏には『モノノ怪』も「僕のヒーローアカデミア」もあるので楽しみです🎵