◆なぜタフは流行ったのか?
※2022/7/6追記
◆何が始まる・・・?
10年前にタフを一気読みしたころはタフの話題なんて見ることはなかった
悔しいけど仕方ないんだ
しかし、2019年から明らかになんjをはじめとしたネット掲示板でネタ漫画としてブレイク。この結果に一番戸惑っているのは俺なんだよね。
◆流行時期は・・・?
ログ速からなんjで過去スレタイ数を年度別に調べた。結果を図1に示す。検索ワードは「高校鉄拳伝タフ」「猿渡哲也」「タフスレ」の3つ。
2012以前は表示されなかったので2012以降の結果をまとめた。
図1から2018以前と2019以降で大きな差があることが分かる。このことから2019年に重点を置いて再度検索を行った。図1では3つのワードともに2019で大幅に数値が増えるという点で共通しているので、最も総数の多かった「タフスレ」で月別に検索を行った。
図から2019年の9月~10月頃に知名度が上昇していき、11月にブレイクしたことが分かる。スレごとの書き込み数も11月までは10以上なら多い方だったが、11月に初の100越え&完走(書き込み数1000越え)と、書き込み総数でみると爆発的に増加していた。この頃の日本シリーズでタフ実況なるものが誕生し、大いに盛況で毎日のように完走していた。
例1:うあああ・・・坂本が塁間を練り歩いてる!
例2:いけー!読売の息子ー!!!
上記の結果からタフがブレイクしたのは2019年の9~10月頃と判断できる。
この時期に一体何があったのか調べることにした。
◆2019年9月 トダー登場
この時期から軍事用ロボットの「トダ―」が登場した。トダーは量産の格闘戦用ロボットでありながらかつては作品内で最強クラスに強かったキャラクターを蹂躙したかと思えば、車にひかれて壊れたり、会話したりとネタ要素満載のキャラクターだった。このあまりにも滅茶苦茶な展開がネット話題になり、過去のタフの超展開も掘り起こされたと考えられる。
実際、トダー登場後はタフ作中のキャラクターランク表が大幅に変更され、2022現在はトップ層にトダー(ロボット)、GKドラゴン(ロボット)、ショベルカー(乗り物)、レーザー・カー(乗り物)、D-51(犬)、イスラム兵(モブキャラ)、ゴリラなどと格闘漫画とは思えないようなランクとなっている。
この滅茶苦茶なランク表もタフが一目置かれる要因になったと考えられる。
格闘漫画の作中最強候補を量産型ロボットが倒す←なにっ?
最強ロボットが犬に敗北←なんだあっ!
最強の犬がイスラム兵(モブ)に敗北←う、嘘やろ・・・こ、こんなことが許されていいのか!?
よって、タフが流行ったのはトダ―というポッと出のロボットが以前まで作中上位の強さのキャラクター達をボコボコにしたのが原因の1つと言える。
また、2022年にゴリラが登場し、猿展開を超えたゴリラ展開によって再度タフ・ブームが発生。ニコ・ニコ大百科やアニ・ヲタwikiに大量のタフ関連記事が作成されていった。本記事のリンクがトダ―の記事に貼ってあったんだよね。すごくない?
※アニ・ヲタwikiでは数巻の登場のみで猿空間入りしたアニマルや姫次の記事はあるものの主人公:キー坊の記事は未だ作成されていない。(2022/7/6現在)
う、嘘やろ・・・こ、こんなことが許されていいのか!?
待てよ この記事はこれから面白くなるんだぜ
◆トダ―登場以前からいた異常猿愛者たち
実はタフブームは2019年8月の可能性もある。これは、2019年の8月27日にタフ原作者の猿渡哲也先生(通称:猿先生)のニコニコ大百科が作成され、作成日にタフ語録のコメントが4件もあることからわかる。以下は作成日の書き込み。
タフはトダ―登場以前から少数の異常猿愛者が猿先生の繰り広げる猿展開に目を付けていた可能性が高い。しかし、数の少なさからネットミームには至らず、蓄えた語録を振り下ろす場所を探していた。そこにトダーの登場による圧倒的な猿展開により、タフを読んだことのない読者にも異常性が伝わったと考えられる。実際、猿先生という猿渡哲也の愛称はログ速上で2015年に登場していた。
◆おまけ 2019年以前のタフスレ
ニコ・ニコ大百科:「うぁぁぁ き...鬼龍が廊下を練り歩いてる」より引用。灘神影流wikiにも同様の記述があった・・・多分。
「練り歩き」から1年後の2011年に国会図書館のサービスで単行本で削除された「練り」の部分を入手する異常猿愛者のブログもニコニコ大百科の同記事のリンク↓にある。
https://niguruta.hatenablog.com/entry/20111109/1320832614
マネモブ・異常猿愛者は間違いなくこの頃からいたと考えられる。
もっとも数が少なすぎてブームにはなっていなかったが。
2019年9月までのなんjでは一部の語録を使用したスレが少数あったがあまり伸びていなかった。
それ以外だと、同じ格闘漫画ということもあって刃牙との比較が多かった。
・刃牙ほど知名度がない
・刃牙に比べて地味
・絵は刃牙より上手い
などが主な話題。
この記事が気に入ったらいいねを押していけ・・・鬼龍のように・・・
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