症状がもたらしてくれるもの
「あなたはスピリチュアルな仕事をする人」
そんなことを初めて人に言われた7年ほど前くらいから、
皮膚の症状が治まらない。
顔とどこかの皮膚が赤くなって痒くなり、
へたすると剥けてしまったり・・・。
最初は皮膚科を何軒か訪ね、原因が分からず、
内科も行ってステロイドをもらってその時だけ一瞬治り、
また同じ症状が出て・・・。
そんなことがあって
「あ、これきっと肉体だけの問題じゃない。
もっとホリスティックに心や魂と体との繋がりを見てくれる人
のところに行かないと」と思って、身体のことが分かる人、
motokoさんやガッキーさん、そして、今日も友人の紹介で
ある整体師さんに会いに・・・。
会う人は皆、私が会うべき人で・・・。
身体の症状を通して会うべき人に会い、
「これから○○するんだよ~」という導きを得ている感がある。
毎回施術なのにほとんどセッションじゃが??
皆さん、私が知るべきことを教えてくださる。
今日言われたのが
「あなたの皮膚症状は、今まで中に溜めてきた様々な感情。
悲しみ、恐怖、劣等感、そういったものが肝臓にたまっていて、
それが皮膚に出ているんだよ。だから、自分が今まで育ってきた中で
もらっちゃったマイナスの自己イメージ。それは嘘だし、もういらないから、気づくたびに紙に書いて手放すと良いよ」というお話だった。
他にもいろいろお話をさせていただいて、ちょっぴりその場でも涙が出て。
そして、帰ってきてこんなことを思い出した。
前に記事に書いたのだけれど、私は幼い頃から「賢い」と言われていて。
学校でも成績が良かったのだけれど、
家ではよく怒られていて・・・。
父が怒っている時に何で怒っているかいつも分からなかった。
父は怒りだすと「謝れ」と言ってくるのだけれど、
謝ろうにも理由が分からないと謝れないから
「お父さん、何で怒っているの?
何で怒っているか分からないから私は謝れない。
ちゃんと理由を説明して。そうしたら謝るから」と言ったら、
「こんなことも分からないなんて、お前は馬鹿か!!」と
言われてしまい。
「あ~、そっか。私は馬鹿なんだ。馬鹿だからお父さんが
怒っている理由が分からないんだ」と思ったのだった。
そういうことがあって、学校の成績は偏差値の高い中学高校で
上位なのに自分は馬鹿だと思っていたし、
世間的に優秀だと思われる大学に入っているのに、
自分は馬鹿なのだと思い込んでいた。
ただ、大学に入ってある時先輩に
「おまえって頭良いよな」と何かの時に言ってもらったことがあり、
ようやく「あれ?この大学に入ってるんだから馬鹿な訳ないか」
なんて思えて、「私は馬鹿」というセルフイメージをとることができた。
人間って怖い・・・。
真実がどうかではなくて、置かれた環境による刷り込み・・・。
ただ、今回整体師さんとお話ししたことを家で振り返った時、
「私は馬鹿」という全体のセルフイメージは取れたけれども、
「相手が怒った時、悪いのは私の側であって相手の立場や
相手の心の内が分からないのは私が馬鹿だからなんだ。
相手が怒ったのは私のせいなんだ」と思ってしまっている自分に気づいた。
相手が怒るとその度に自分が悪い気がするから、
怒りっぽい人に会いたくなかった。
相手に自分が怒るとかではなく、相手のことを分からない自分に
失望するのが嫌だった。
けれどもその元を辿っていくと「こんなことも分からないのか!」
と言われて父に失望された気がしていたのだと思う。
子供だったから失望されるといらないと言われてしまうのではないか?
と心配だった自分がいて、そして今も相手を失望させたら
いらないと言われてしまうと無意識に思っていたかもしれない。
私は人の期待に応えるためにここにいるのではないのに・・・。
「相手が怒って言ってきたことを本当だなんて思わなくて良いんだよ。
それは相手の思うことで、本当ではないから受け取らなくて良いんだよ。」
と言われた時、目から鱗が落ちる気がした。
「他人から言われる全てのことを正しいこととして
受け止めて、それが理解できないのは自分の理解力と
人間的成長が足りないせいだから
理解するように努めなくてはいけない」と思っていたのだけれど、
恐らくそれはそうせざるをえない家庭環境のせいであって、
真実ではなかったんだな、って。
整体師さんから見ると私の症状はそんなに酷い訳でもないのか、
次はいつ来たら良いですか?と尋ねると、
症状がひどくなければ1か月後とか?なんて言われた。
人と会って自分の中に取り込んでしまった嘘のセルフイメージに
一つ一つ気づいて手放していくこと、それがお役目だよ、
そうすれば、症状も良くなっていくからね、と。
身体は不思議だ。
症状という形で色々を教えてくれる。
私にとっては体の症状があるからこそ出会えた人がたくさんいる。
身体に症状が出てから出会う人、病気になったから得られた体験は
貴重な人生の宝物で。
ただの乗り物ではない「身体」というものに
もっと愛着と感謝とを感じながら日々を過ごせたら良いなと思う。
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