ラダックってうっかり縁とか感じちゃうのは何故?シェイ村⓵
私は何度行っても英語もラダック語も分からないけれど、ラダックとはご縁を感じています。
が、ラダックってうっかり縁を感じやすい土地だな、とも思っています。
このブログはラダックの手編みの靴下を日本で販売するLadakh socks の店主が、自分の縁の在処を探りつつ心の目に映ったラダック模様を綴ります。
2018年に初めて訪れてから4度めラダック訪問。
今回はザンカール近くのリンシェ村を中心に、その周辺の小さな村々を巡って来ました。
旅のスタートは高地順応ため知人の住むシェイ村へ。
シェイ村は中心都市「レー」から車で20分くらい。
木々と水が豊富、かつてのラダック王の宮殿「シェイパレス」を有する歴史的なとても居心地の良い村です。
去年は5月でも風が冷たく寒かったですが、今年は日差しも強く日中は暑いくらい。
強い日差し、そして標高の高さからくる空気の薄さに身体がクラクラしつつも、ラダックブルーの青空を見るとラダックに来た事を実感します。
インドのデリーから飛行機で1時間ちょっとで標高3000mを越えるラダックへ到着するのですから身体も必死です。
ラダックに着いてから数日はだらだらと過ごしました。
このダラダラしている間に身体が少しずつ高地に慣れていくのが分かる。
この、身体が慣れていく実感を感じる時間が私は好きです。
でもまぁ無理は禁物。アラフィフですし(笑)
アラフィフのため、お世話になるお家のお母さんは私より年下。
でも「アマレ」(ラダック語でお母さん)と呼びかけると自分が子供になった気分がして気持ちが楽になります。
日本にいると「大人でいる自分」を世間が強要してきますから。
現実逃避ではありますが、そこから解き放たれるだけでもラダックにきて良かったって思います。
この家には家畜の牛が数頭います。
牛乳は自給自足、バターもヨーグルトも手作り、激ウマです。
ラダックでは日々のチャイ、日々のバター茶で乳製品は欠かせない。
コレステロール値が高い私は「ラダックの乳製品は別腹」「日本に帰ったら乳製品は控えよう」と心に決めて気にし過ぎないようにしました。
日本での健康管理常識はラダックでは通用しない事が多いです。
そのあたりが今回の旅では身をもって痛感。
アラフィフならではの気づきもあって、旅って本当に良いもんですね!(水野晴郎を気取ってみる)
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