待ち時間が長い?!薬局の裏側について
クリスマスも過ぎて、今年も残すところ、あと5日。
今日も激混みな我が薬局。
「湿布と痛み止めだけでなんでこんなに待たせるの!」「風邪薬、早く飲みたいから急いで欲しい」
「順番、飛ばされた!!」
皆様、お忙しいとみえ、最近は、1日に1回は、クレームがあるかな。呼び出しベルやLINE送信なども取り入れているのだけれど。
いやいや、ちゃんと理由があるんですよ。
整形外科処方の湿布と痛み止めだけのはずの患者様。
痛み止めの他、胃薬も処方されていたのですが、内科でも、同じ作用を持つ胃薬が出てました。
医師も、この忙しさだと見落とすことがありますから、やはりダブルチェックは必要ですね。
問い合わせして、胃薬は中止になりましたが。
風邪薬をはやく飲みたいと言っていた患者さんは、腎機能が低下している方。普段は専門の医師にかかっています。腎機能の数値が良くない患者さんだと、お薬によっては、用量を減らさなければならないのですが、患者さんも風邪でちょっとかかるだけだからと申告しなかったため、そのままの量で処方。たまたま、昔から知ってるご近所さんだから腎機能が下がってきているのを知っていたので、ことなきを得ましたが。
医師に確認する作業があると、やはり時間をとられます。
しかし、お薬を安全に安心して飲んでいただくためには、必要なことなのです。
順番飛ばされたとお怒りの方は、お子さんの粉薬処方のお母さん。「内容によってお薬をお渡しする順番が前後します」と掲示してあるのですが。
以前は、ドクターとの取り決めで、風邪処方の粉薬は配合が決まっており、予め作ってあったのですが、何分、咳止めが入ってこないので、その都度作らないと足らなくなってしまいます。
3種類の粉薬を計量して、機械にかけるだけなんですが、それが分量が正しいか、最終的にチェックもしなければなりません。うちの薬局は、小児科前だから、シロップの自動分注機などもあるので、まだお待たせさせないほうだと思うのですが。
私は、今年、ハマったドラマは、「ブラッシュアップライフ」なのですが、人生2回目のヒロインは、薬局薬剤師になっています。少し、薬局の裏側を垣間見ることができるかも。石原さとみさんの「アンサングシンデレラ」は病院薬剤師でしたから。
28、29日は、地上波にて再放送があります。
https://www.ntv.co.jp/brushup-life/
まだ観ていらっしゃらない方、メチャ面白いですので、ぜひ。