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軽トラを世田谷ベースカラーに塗ってみた 其の1



仕事用の軽トラを所ジョージさんの世田谷ベースカラーに塗ってみようと思う。
 
Googleで「世田谷ベースカラー 塗装」で検索したらタカラ塗料さんという所でオリジナルの車用塗料を出しているそうで。水性と2液のウレタン。最近は車も塗料の水性化が進んでるみたい。環境に配慮してんのかね。しかも刷毛とローラーで塗れるらしい。
 
水性で刷毛塗り。
 
ペンキ屋だけど綺麗に塗れる気がしない。水性って溶剤と比べてどうしても粒子が大きく、厚みがつくイメージがある。ましてや刷毛とかローラーでダレない程度の希釈にしたら、絶対刷毛目ローラー目が残るんじゃないかと。
 
でもGoogleで見ると素人さんが結構塗ってるのね。
 
うーん。
 
いくら仕事車でもちょっと怖いので、ウチの在庫でやる事に。
丁度2液のシリコンでうっすーーい水色(どこで使ったんだか全く記憶にない)があるので、それベースで。
写真で見た世田谷ベースカラーはこの水色に黒と青足していけばなんとかなりそうだ。という事で
 


うっすーい水色3分艶 + 濃いグレー5分艶 + 青コペック = 世田谷ブルーもどき4分艶完成!
しかしiPadの画像で調色って初めてやった。
それに艶消し材をドバッと入れて2.5分艶位には艶落ちたかな。所さんのは完全な艶消しっぽいので、塗ってもし艶が出過ぎてたら、艶消しクリアでも吹くか。
黒い部分は濃いグレー5分艶にもうちょっと黒足して。
 
 
先ずはバンパー外して、180番のペーパーで全体をケレン作業。
吹き付けの現場とかで近くに停めてるもんだから、ボディーのそこら中に塗料が付きまくっててザラザラ。もうちょっと丁寧に扱って貰いたい。自分も含めて。
 
小石が飛んだのか軽くぶつけたのか判らない凹みがあるけど、思いっきりぶつけてアオリが歪んでるのに比べたら些細な事なので、パテ処理は無しで。面倒臭いし。
 
全体をペーパーかけたら、一応シンナー拭きして脱脂。塗ってる時に弾いたりしたら面倒なので。
それから窓やタイヤの養生。タイヤはエアコンの室外機用の養生カバーでいけそう。
 


光の加減か?
写真で見ると既に水色っぽいけどれっきとした白の車。ペーパーかけたらそこそこ綺麗な艶消しの白になってた。
荷台のアオリから下と内側は養生が面倒なのでばっさり被せて最後に刷毛で塗ろうかと。
材料が水性ではなく溶剤なので、適度にシンナーで伸ばせば刷毛目とかも残らないので。
下塗りはサビが出てる所に錆止めをタッチアップで、全体的には上塗りが溶剤なので剥がれる事はないだろう(ぶつけたりしなければ。)とカットで。


使用するガン機は清和産業のW101。昔アルミサッシの塗装をしてた時に買った物で、霧が細かくて仕上がりはとても綺麗なヤツ。普段使ってるW71だと塗料が出過ぎて細かい所とかダラしそうだし、仕上がりが雨戸みたくなりそう。口の口径がデカイんだよね。
 
何年か前にその頃のうちの職人が職長から貰ったパジェロioを温風ガンで吹いて、見事なゴテゴテ感を作り出し、色が薄い茶色だった事もあり職長が


「ザクか?」と。
 
ガンの口径もシャッター用で希釈も少な目、膜厚付ける為にカップガンではなく温風ガンをチョイス。しかも材料は一斗缶(16kg)で購入。
 
「ザクか?ガンダム倒す感じ?」
 
因みに今回作った材料は2kg+硬化剤+シンナー。
軽トラならあと2台は塗れるくらい余った。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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