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映画評なら沢木耕太郎氏
「それ、noteに書けば?」「最近note書いてる?」と、息子からたびたび言われる。そもそも「お母さん、note書いてみたら?」と勧めてくれたのも、この息子。あんまりうるさいので(笑)、note始めたようなもんです。
私「そんなに書くことないよ、そもそも文才がないし」
息子「映画の感想を書けば?」
私「映画の感想はね、私が思っていても言葉にできないことを、沢木耕太郎先生が的確に文章にしてくれるのよ。沢木耕太郎の映画評を読んで、『あーそうそうそう、そういう事!まさに、私が感じたことそのもの!この人凄いなぁ、これを文章に出来るなんて』と感心するよ。
そんな素晴らしい映画評を、凡人の私が書けるわけがない。」
私「キミね、前々からお母さんにエッセイ書け書けって言ってるけど、エッセイは難しいよ。短い文章の中に教養がぎゅっと詰まってて、かつそれをひけらかす事なく自虐的だけど卑屈ではなく、それでいてユーモアがあり、たとえば青木るえかのエッセイを読んだら、自分も書いてみようだなんておこがましい気持ちが吹っ飛ぶよ。
そんな珠玉のエッセイを、アホな私が書けるわけがない。」
と、必死で抗弁したら息子が
「じゃ、それを書けばいいじゃない」
と言うので書きました。エッセイの名手は他にも多々いらっしゃいますが、今回は沢木耕太郎氏と青木るえか氏のお二人を、リスペクトを込めて、挙げました。
ああーっ!エッセイの名手と言えば、このかたを忘れていた。岸本佐知子さん。最高です。