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Slack 組織の100名の壁を越える

皆さん、こんにちは。Slackと組織コミュニケーションの専門家、ラボラティック株式会社でCEOを務めている、野口麗奈です。

経営層のお客様から、よくこんな声を伺います。

「50名を超えたあたりから、ミドルマネジメントが入り、組織が見えなくなってきた」
「100名に近くなり、いよいよ組織の中間管理でも手一杯」

ラボラティック社調べ

どんなに見晴らしの良い場所から眺めたとしても、その全容を具に捉えるのは難しい。組織のリーダーが、必ずミドルマネジメントを通して組織を「理解せざるを得ない」人数の目安は、100名前後なのではないか? と私は考えています。

Slackと組織100名の壁をテーマに考えてみる

今日は、Slackと100の壁を以下の観点から考えてみようと思います。

1)組織人数が100名近い時の職場コミュニケーションとは
2)Slackービジネスチャットを使うと、100名の壁はどうなるのか?


組織人数が100名近い時の職場コミュニケーションとは?

組織人数が100名近い職場を思い浮かべると、100名の組織は、必ずある種の構造を有します。

状態
部署に複数チームが紐づいた状態。
または、複数のプロジェクトが縦横無尽に動いている状態。
どちらの状態も、ミドルマネージャーが複数人いる状態です。

意思決定
トップマネジメントは、ミドルやグループマネージャーの「報告」をもとに最終意思決定をするでしょう。グループやミドルマネジメントが権限移譲され、各種の決定を実施しなければ組織が動かない状態です。

メールでのコミュニケーションで起きること
よほどでなければ、関係者をCCに入れて、関係部署の担当とメールを往復させますね。
読むか?読まざるか? それはあなた次第。自分との関連性の濃淡で、読むか読まないかの2択の世界ともいえます。
これでは、情報の非対称性は増すばかりですね。トップマネジメントになると、読んでいて返信しなければ、OKとみなされることもあります。
または、OKと言われなかったから、案件が進まない。
どちらにしても、メールでのフィードバックには限界があります。

ビジネスチャットSlackを活用した100名のコミュニケーション

もちろん、やりとりはチャンネルを介して実施されます。
状況に応じて濃淡はあれど、パブリックチャンネルなら、誰でも確認ができる状態。
トップマネジメントは、全てのチャンネルを確認するのは難しいでしょう。
それでも、定点観測やログを追うことはできます。しかも、チャンネルで目的別に追える(目的別に設定することは前提ですね)。メールで目的別の受信ボックスを設定するより手軽さがあります。
また、メールで返信が必要な案件も、Slackのチャットならば、その投稿にスタンプなどで対応できます。
もし、本当に連絡が欲しければ、メンション(名前を明示した投稿)が飛んできますから、当事者だというのは一目瞭然です。裏を返せば、メンションに答えない人は、案件を放置しているということです。一見すると、強制力があるように思いますが、これこそが組織を前に進める上で、重要です。「あなた」に聞いています。と伝えるのは、業務を遂行する上で重要ですし、仮に、その相手が異なるのであれば、正しい相手に託す必要があります。

Slackがもたらすのは、コミュニケーションの軽やかさ

どれも、100名でなくても起きうることです。しかし、100名組織にSlackがもたらすのは、コミュニケーションの軽やかさに思うのです。
メールの宛先にたくさん入れるより、チャンネルで目的別に伝えた方が早い。
返信を見ているかは、スタンプで楽しく返す。
決定してほしい、この人に見てほしいことは、メンションで伝えて対応してもらう。

小さなプロセスの積み上げですが、クリックの数、宛先入力の手間、内容を開いたり、返信を作る手間を、全て軽やかに代替し、時短に導くのがSlackの軽やかさです。そして、軽やかさは手数だけではありません。
Slackのコミュニケーションでは、メールのような「お世話になっております」「お疲れ様です」は、ほぼ割愛されます。

本当に伝えたいことで、チームを躍動させていくーSlackには、そんなマジックがある。だからこそ、100名のコミュニケーションの壁も、Slackなら乗り越えられると信じています。

最後に、100名近くなると、もはやコミュニケーションは組織成長の戦略。軽やかに、どんどんコミュニケーションが進み、組織が成長していきますよに。

ラボラティック株式会社
野口麗奈



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