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1 on 1ミーティングの重要性

皆さん、こんにちは。生産性高く、幸せな職場づくりは進んでいますか?ラボラティック株式会社代表の野口麗奈です。今日は、組織でも取り入れられ、様々な声がよせられる1 on 1について、大変興味深い記事をお届けします。ぜひ、皆さんの組織運営のヒントになれば幸いです。注:記事の出典は、ラボラティックとパートナ関係にある、世界的な従業員経験プラットフォームを提供するCulture Amp社の「The importance of 1-on-1 meetings」を日本の読者様向けに訳したものです。


1 on 1 (ワンオンワン)のミーティングは、継続的なフィードバックモデルを成功させるための重要な要素です。1対1のミーティングは、マネージャーと直属の部下に、プロジェクトについて話し合ったり、パフォーマンスを見直したり、進行を阻む要素を改善すると話し合いの場を確保する側面もありますし、また、マネジャーが部下をより個人的に知る機会にもなります。このような週1回または隔週のミーティングを通じて、マネジャーと従業員は、キャリア目標や興味関心、プロフェッショナルとしての成長の機会について話し合います。本来、 1 on 1を継続的に実施することは、従業員エンゲージメントを高め、長期的に組織の中で幸福な状態を維持すると言った投資の意味合いを持っているのです。

ここまで読み進めて、15分かから30分の短いミーティングで対応するには、多くの項目があることにお気づきになったでしょうか。1 on 1のミーティングは従業員が関係を築き、価値を感じられる場にもなり得ますが、急ぎすぎたり真剣に受け取られなかったりすると、従業員に不満や軽視された感情を与えてしまうこともあります。1 on 1は非公式なカジュアルなチェックインであるべきですが、成功させるためにはある程度構造化された対応が必要です。

そこで、マネージャーが従業員との価値ある1 on 1のミーティングをリードできるよう、1 on 1のミーティング台無しにしてしまうような一般的な対応と、成功に導くためのベストプラクティスをまとめた簡易ガイドを作成しました。

以下では、これらのカジュアルなチェックインがなぜ重要であるのか、成功する1 on 1ミーティングを進めていくためにマネージャーが避けるべきポイントを解説します。

1 on 1ミーティングのメリットとは?

1 on 1ミーティングは、会社やマネージャー、直属の部下によって異なります。しかし、各ミーティングのアプローチはそれぞれ独自である一方で、その目的は共通しているのも事実です。共通しているのは、マネージャーと直属の部下との間でオープンなコミュニケーションを維持することです。とはいえ、1 on 1のミーティングはそれだけに留まりません。以下に、この定期的なミーティングがチームにもたらす他のメリットについて見ていきましょう:

  1. パフォーマンスの向上:年に1~2回のパフォーマンスレビューは、頻度が少なく遅すぎる場合が多いです。毎週または隔週のチェックインにより、マネージャーは従業員の生産性を把握し、チームの目標が達成されるようにサポートできます。

  2. 能力開発を促進する:ミレニアル世代の87%は、仕事における成長と従業員の能力開発を重視しており、1 on 1ミーティングは、個人やプロフェッショナルとしての成長について話し合う絶好の機会です。マネージャーは、この時間を活用して部下のキャリア目標、興味、プロフェッショナルな成長機会、プロジェクトに対する熱意などについて話し合うべきです。従業員の成長に関心を持ち、投資することで、従業員はより幸福に働き、意欲的に取り組むだけでなく、長期的に会社に留まる可能性も高まります。

  3. 信頼関係の構築:1 on 1ミーティングは、従業員がパーソナルな関係を築く機会を提供します。部下とマネージャーはお互いを理解し、長期的な関係を構築することができます。研究によると、職場で信頼されていると感じる従業員は、より自信を持ち、高いパフォーマンスを発揮する傾向があります。また、マネージャーと良好な関係を築いている従業員は、パフォーマンスに影響を与えている可能性のある個人的な問題についても率直に話しやすくなり、適切に対処することで従業員のロイヤルティやエンゲージメントを向上させることができます。

  4. チームの機動力を高める:1 on 1ミーティングは、従業員がマネージャーとともに発生した障害や課題、問題点を特定し、対処する機会を提供します。また、目標や目的に更新が必要になった場合には、チームとして軌道修正できる場にもなり、ビジネスニーズが変化してもチームが迅速に適応し続けられるようになります。

より有意義で生産的な1on1ミーティングをリードするためのヒントについては、 「1on1ミーティングのガイド 」(注:英語)をお読みください。

1 on 1ミーティングで陥りやすい3つの落とし穴とは

1 on 1ミーティングには多くの利点がある一方で、成功させるのは簡単ではありません。ただのカジュアルなチェックインだからといって、マネージャーや部下がただ参加するだけでうまくいくわけではありません。それでは、このミーティングが失敗し、関係者全員にとって時間の無駄になってしまうでしょう。1 on 1ミーティングをよりスムーズに進めるために、ミーティングが機能せず、暗礁に乗り上げる可能性が高い行動をリストにまとめました。

  1. ミーティングをスキップすること: 1 on 1ミーティングは、マネージャーと部下が同じ認識を持つために重要です。どちらかがミーティングをスキップすると、相手の時間を大切にしていないという印象を与え、マネージャーと部下の関係に悪影響を及ぼす可能性があります。双方が1 on 1を優先事項とし、お互いのスケジュールやニーズに合った時間と頻度を設定する必要があります。

  2. フィードバックを通して部下を急かすこと: たとえ短いミーティングであっても、マネージャーは考えを巡らせたフィードバックを提供し、建設的な方法で伝えるべきです。自社のマネージャーが部下へのフィードバックの伝え方や受け取り方をしっかり理解し、すべての従業員が自分の仕事を改善する機会を平等に得られる配慮を会社として取り組んでいきましょう。

  3. 傾聴が足りない: マネージャーは1 on 1で積極的に関与し、適切な質問をすべきですが、最終的には直属の部下が主体となってミーティングが進んで行くのが理想です。なぜならば、直属の部下が会話の主導権を握り、職場や家庭で抱えている問題、キャリアの希望や仕事上の興味などを話題にすることができるからです。

実践に移していく

1 on 1ミーティングを進めていく中で、マネージャーが1 on 1ミーティングに費やした対応は、そのまま成果として返ってくるのです。従業員を引き込んでパフォーマンス目標の達成に向けて軌道に乗せ、専門的なスキルを育成し、小さな問題をその都度解決する手助けをすることができます。しかし、間違った方法で行うと、従業員がフラストレーションを感じ、評価されていないと感じることになりかねません。

また、1 on 1ミーティングは、パフォーマンスとエンゲージメントのより大きな全体像の一部であることを忘れないことも重要です。これらは、エンゲージメントを促進し、より良いパフォーマンスを引き出すための継続的なサイクルの中で重要な接点となります。

Culture Ampのサービスでは、「1 on 1機能」をご提供し、皆様にとって、より影響力のある1 on 1ミーティングを実現するお手伝いをします。この機能は、マネージャーと従業員がより有意義な1 on 1を行い、全体的な従業員体験の振り返りに焦点を当てるように設計されています。

《この記事に関するお問い合わせ》
ラボラティック株式会社 広報担当
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