じつは柑橘じゃない⁉金柑(きんかん)のドライフルーツと金柑パウダーの作り方
風邪や乾燥で喉の調子が悪くなりやすいこの季節、お菓子売り場にはレモンやハーブなどたくさんの種類ののど飴が並んでいますが、ほぼ必ず置いてある金柑(きんかん)ののど飴。
大きさ以外はみかんによく似ているので、みかんやレモン、グレープフルーツなどと同じ柑橘だと思われがちな金柑ですが、正確には柑橘ではないのです。
みかんやレモン、グレープフルーツはミカン科ミカン属(カンキツ属)の植物ですが、金柑はミカン科キンカン属の植物なのです。
ちなみにみかんや金柑とよく似たカラタチもミカン属ではなく、ミカン科カラタチ属の植物です。
■金柑が喉に良いと言われているのはなぜ?
喉に良いとよく聞く金柑。実際にどんな栄養が多く含まれているのか調べてみました。
・ビタミンC
みかんなどの柑橘と同じく、ビタミンCが豊富です。
ビタミンCは美容や肌に良いイメージが強いですが、皮ふや粘膜の健康維持だけでなく、免疫力を高めたり鉄の吸収を助けるなど、美容以外にも大切な効果がいくつもあります。
人は体内でビタミンCを生成することができないので、食品から摂取する必要があります。
・ビタミンE
強い抗酸化作用をもつビタミンEも豊富。
体内の脂質の酸化を防いだり、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、悪玉コレステロールを減少させるなど、さまざまな効果があります。
・ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や血流の改善、抗アレルギー作用、発がん抑制作用、そしてビタミンCの吸収を助ける効果があるとされています。
ヘスペリジンはみかんなどの柑橘にも含まれていますが、みかんの場合は主に皮や白い筋の部分などそのままでは食べにくい場所に多く含まれているので、皮も丸ごと食べられる金柑はヘスペリジンを逃さず摂取できます。
免疫力を高めたり粘膜の健康維持にも役立つビタミンC、強い抗酸化作用で体を健康に保つビタミンE、ビタミンCの吸収を助けるヘスペリジン。
金柑はこれらの栄養・成分が揃っているので、風邪の予防やのど飴によく使われているようです。
■ドライフルーツ、パウダーで一年中いつでも金柑を楽しむ
1月~3月の旬の時期はスーパーなどで簡単に手に入る金柑ですが、旬の時期が過ぎるとほとんど見かけなくなります。
旬の時期にまとめて手に入れて、長期間保存できるドライフルーツやパウダーにして一年中金柑を楽しみませんか?
金柑のドライフルーツは金柑を切って、風通しの良い場所に干しておくだけでも作れますが、金柑が旬の冬場は乾燥に時間がかかったり、雪や霜などにあたる心配があります。
そこでおすすめなのがフードドライヤー(食品乾燥機)。
フードドライヤーは野菜や果物などの食材を温風で乾かす機械。
安定した温度の温風で乾かすので、オーブンのように食材を焦がすことなくきれいに乾燥できます。
密閉された機械内で乾かすので食材にホコリなどがつく心配もなく衛生的です。
フードドライヤー「ドラミニ」を使って金柑を乾燥すると、最短12時間で金柑のドライフルーツ「ドライ金柑」を作ることができます。
・金柑のドライフルーツの作り方
金柑をドライフルーツにすることで常温で長期間保存できるようになります。完成したドライ金柑はそのまま食べるのはもちろん、お菓子作りに使ったりミルで粉末にすることもできます。
また、水やヨーグルトに漬けてしばらくおくと生のような食感に戻ります。
①金柑を水洗いしヘタを取り除きます。
※金柑のヘタが手で取りにくい場合は竹串やスプーンなどでほじるように取り除きます。
②4~5等分にカットします。
③種を取り除きます。
④フードドライヤー「ドラミニ」のトレイにクッキングシートを敷き、カットした金柑を並べます。
※フードドライヤーにカットした金柑を並べるときはクッキングシートを敷いておくと、乾燥後に金柑がトレイにくっついたりトレイが汚れるのを防ぐことが出来ます。
⑤乾燥温度60℃で乾燥します。
⑥乾燥開始から6時間で適度に水分が残ったセミドライになります。
金柑の風味が強くなりつつ食感は柔らかいので食べやすいです。
⑦乾燥開始から12時間で水分が完全に無くなったフルドライになります。
固くパサついた食感になりますが長期間保存できます。
●水やヨーグルトに漬けてしばらく置くと生のような食感に戻ります。
・金柑パウダーの作り方
ドライ金柑を製粉機(ミル)で粉砕すれば金柑パウダーが作れます。
飲み物に混ぜたりヨーグルトなどに振りかけて、手軽に金柑の味や香りを楽しんだり栄養を摂取できます。
①フルドライ(12時間乾燥)のドライ金柑をミルに投入します。
②家庭用製粉機「コナッピー」なら約2分で粉砕が完了し、鮮やかな黄色の粉末になります。
③金柑に含まれる糖分により多少ダマになります。
ダマは粉砕直後なら手で簡単に崩せる程度の固さです。
●完成したパウダーは飲み物に混ぜたり、お菓子作りに活用したりできます。ヨーグルトにさっとかけても手軽で美味しいです。
■Youtube、クックパッドでも作り方を公開しています
■食品乾燥機(フードドライヤー)を使ったドライフルーツの作り方を公開しています
当社のyoutubeチャンネルでは食品乾燥機「ドラミニ」を使ったフルーツの乾燥方法を公開しています。
食品乾燥機での乾燥温度・時間の目安や、仕上がりの参考にぜひご覧ください。
またドライフルーツを使った美味しいレシピも公開していますので、こちらもぜひご覧ください。
■食品の乾燥・粉砕のことならラボネクト株式会社にお気軽にお問い合わせください。
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