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自家製干し野菜の賞味期限はいつまで?冷蔵、冷凍保存と比較した結果

干し野菜を作ったことはありますか?
カップラーメンなどのインスタント食品には必ずと言っていいほど入っているので、作ったことはなくても私たちの生活に身近な干し野菜。

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生の野菜よりも長く保存できるとよく聞きますが、実際にどれくらい日持ちするのでしょうか?
今回はスーパーなどで購入しても、一度で使い切りにくい「パセリ」を使って検証してみました。

■検証条件/検証1日目

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保存状態の比較には「①生のパセリを冷蔵保存」、「②生のパセリを冷凍保存」、「③ドライパセリを冷蔵保存」の3つの条件で検証しました。

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「①生のパセリを冷蔵保存」
水を入れたコップにパセリを挿して、葉が乾燥しないようにビニール袋をかぶせてから冷蔵庫に入れて保存します。コップの水は1日1回入れ替えます。

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「②生のパセリを冷凍保存」
パセリを小房に分けてから保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

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「③ドライパセリを冷蔵保存」
水分が完全に無くなり、カサカサとした手触りになるまで乾燥させたドライパセリを保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

■ドライパセリ(干し野菜)の作り方

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干し野菜の作り方は簡単。野菜を「切って」「乾燥」するだけ。
乾燥は天日干し、オーブン、フードドライヤー(食品乾燥機)などの方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
詳しくはこちら↓の記事内で紹介していますのでご覧ください。

検証に使ったドライパセリはフードドライヤー「ドラミニ」で作りました。YouTubeクックパッドで詳しい作り方を公開しているのでご覧ください。

■検証3日目

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「①生パセリ(冷蔵)」は購入時と変わらずシャキッとしています。
日のあたらない冷蔵庫で保存しているせいか、少し葉の色が薄くなったような気がします。

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「②生パセリ(冷凍)」は1日目と変わらず濃い緑色の葉を保っています。

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「③ドライパセリ(冷蔵)」は乾燥時に葉の色が薄くなっています。
そのままではパセリ特有の香りはしませんが、葉を指ですり潰すと香りが出てきます。

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■検証14日目

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「①生パセリ(冷蔵)」は変わらずシャキッとしていますが、葉の色は購入時と比べるとかなり黄緑っぽくなっています。新鮮なパセリと比べると見た目に差があるのでそのまま料理に添えるのは少しためらわれるところです。

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「②生パセリ(冷凍)」は1日目と変わらず濃い緑色の葉を保っていますが、保存状態の確認で何度か保存袋を開け閉めしたせいか、霜がついたりパセリ同士でくっついてしまいました。

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「③ドライパセリ(冷蔵)」は検証初日から変化はありません。

■検証30日目(1か月)

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「①生パセリ(冷蔵)」は全体的に葉が黄色くなりました。茎もところどころ折れやすくなり、生で食べるのはおすすめできません。
「①生パセリ(冷蔵)」は1~2週間を目安に使い切った方がよさそうです。

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「②生パセリ(冷凍)」は葉の色は変わらず濃い緑色を保っており鮮度に問題はなさそうです。
手の熱ですぐに溶けるほど短時間で解凍されますが、解凍したパセリは生パセリのようにシャキッとせず、茎を持つとくたっと曲がってしまいます。

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「③ドライパセリ(冷蔵)」は検証初日から変化はありません。
保存状態の確認で何度か保存袋を開け閉めしていますが、カラカラに乾燥したままで、指先で簡単に葉をすり潰すことができます。

■検証60日目(2か月)

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「②生パセリ(冷凍)」は検証30日目から見た目に変化はありませんが、生のパセリとは少し違った青臭い匂いがします。
見た目や味には問題ないかもしれませんが、「②生パセリ(冷凍)」は1か月程度を目安に使い切った方がよさそうです。

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「③ドライパセリ(冷蔵)」は検証初日から変化はありません。
カラカラに乾燥したままで、指先で葉をすり潰せばパセリの良い香りがします。
まだまだ問題なく食べられそうです。

■検証結果

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保存期間の長さではドライパセリが一番で、2か月経っても品質に問題がなさそうでした。
生のパセリは保存期間は短いですが生ならではのみずみずしさがあり、冷凍パセリは濃い葉の色を長く保つことができるなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。

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使用用途や使うタイミングに合わせた保存をしておけば、一番良い状態のパセリを長く使うことができます。

食品ロスなどの環境問題が日々話題にあがる今、身近な食品の保存から工夫したり、考えてみませんか。

※いずれの保存方法も素材の状態や保存温度、湿度などの条件により、保存期間・保存状態は異なることがあります。使用する前には見た目や匂いなど
をよく確認してから使用し、なるべく早めに使い切ってください。

検証に使ったドライパセリを1年後に調理してみました↓↓

■食品乾燥機(フードドライヤー)を使った干し野菜、ドライフルーツの作り方を公開しています

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当社のyoutubeチャンネルでは食品乾燥機「ドラミニ」を使った野菜や果物の乾燥方法や、家庭用製粉機「コナッピー」、臼式製粉機を使った米粉、野菜パウダーの製粉方法を公開しています。
食品乾燥機での乾燥温度・時間の目安や、仕上がりの参考にぜひご覧ください。
また干し野菜やドライフルーツを使った美味しいレシピも公開していますので、こちらもぜひご覧ください。

食品の乾燥・粉砕のことならラボネクト株式会社にお気軽にお問い合わせください。

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「希望通りの乾燥や粉砕、粉末化や成形品になるのか?」「製品を直接見てみたい」などご購入前に確認したい点もあるかと思います。当社にはテストルームがありますのでご購入前に各種テストを行い、仕上がりなどをご確認いただけます。
素材を当社にお送りいただいても、当社へお越しいただいての立会テストも可能です。大阪近隣でしたら製品を持ってお伺いすることも可能です。

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