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心の模様 NO2

発作の様な壊れかたをした翌日、姉に助けを求めた。

いつも友人や姉にも何かあったら言ってねという言葉を貰っていたけど頼んだことは無かった。うざったくさえ感じた。

何をどうすれば良いのか真っ暗闇の中。
頭の中は粘着質の高い泥水が溜まっていく様な気持ちだった。

何もかもが神経を逆撫でる。

でもあの唸りは「もうダメだ」とハッキリ分かった。

姉に紹介された病院にメールで予約を入れて仕事を休んで直ぐに行った。
かなりの方向音痴な私は病院の場所近くでウロウロし、場所の確認で病院に電話をした。
「Laboさんの予約は入ってないです」

えぇ~~!
藁にもすがる思いで、病院に行けば何かしら踏み出せると期待してたトコロからのドーン。突き落とされたような感覚に陥り、帰りの車で号泣した。

姉に泣きながら連絡し、他の病院をいくつか調べて貰った。

心療内科は初診の予約を取ること自体が難しいのだ。

解っていたのに。その時は思い出すことも自分で調べる事も出来なかったんだ。

夫が病みった時もいくつか病院や役所を廻った事があるが、聞いてはくれるが只それだけの所が多いのだ。

解決する為に何をしたら良いのか、どう考えたら良いのか全く解らない暗闇の中で何度も同じ事を説明し、何度も辛い気持ちを反芻させられる。

やっと診てくれるところが見つかった。

今の先生は私に合っている。淡々と客観的に話してくれる。「今、Laboさんは何が一番辛いの?」複雑な思いで言葉にならなくても、急かす事なく聴いてくれる。

病院でも先生は一人ではない。合う合わないの相性もあるだろう。

私はその先生がぐちゃぐちゃに絡み合った心と頭を少しずつ紐解いてくれる様に感じた。

いくつかの薬を処方してもらって、本当に何ヵ月ぶりかに悪夢を見ずに眠れたんだ。

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