ザクザクカード→ワークショップ
市内教員(小学校)のみなさんとザクザクカードを使って問いづくりのワークショップをしました。主催していただいたN先生ならびに参加していただいたみなさん、楽しい時間をありがとうございました。以下、ワークショップの様子です。個人情報保護のため、手元だけの写真となっております。
1.はじめに 他者紹介のミニ探究・・・
まず、探究プロセスを意識した「他者紹介」をしました。
・活動の流れ
①課題設定 紹介する相手(ペア)を決める。
②情報収集 相手(ペア)に質問をして情報を集める。
③整理分析 みんなに紹介したいことを整理する。
④まとめ表現 みんなに相手(ペア)を紹介をする。
他者紹介では、自己紹介では出てこないようなおもしろい情報がたくさん紹介されました。以下。相手(ペア)を知るための「問い」も用意しました。
・〇〇さんが、ふだん使っている日焼け止めは・・・らしいです。
・〇〇さんは、違う仕事をするとしたら・・・がしてみたいようです。
インタビューで得た情報をもとに川柳を3つも作って相手(ペア)を紹介する強者も現れました!3分ほどの整理分析時間に・・・。
相手(ペア)を紹介する川柳
・気配りも お菓子も配るよ 〇〇さん
・独り暮し ネットショップに はまってる
・さびしいな 話し相手は ドラえもん
2.ワークショップ①
ワークショップ①では、ザクザクカードを使った問いづくりゲームをしました。
・ゲームの進め方
問いづくりゲームを参照してください^^
参加者のみなさんで柔軟にルールを変更していきながら、グループ(3人程度)で問いづくりゲームをしました。「きごうカードは、多い方が盛り上がる〜。」「問いづくりが煮詰まってきたら、テーマを途中で変えたい!けど、変えるカードがない・・・。」「最後の一枚になった時に、ザクザクって言うのすぐ忘れる。」「その問い、私が言いたかった。」などなど、わいわい言いながらゲームをしました。
3.ワークショップ②
ワークショップ②では、総合的な学習「課題設定」をイメージした探究体験をしました。ここでは、探究テーマ(全体)を「ワークショップをしている建物」としました。
・活動の流れ
①体験活動などを通して,問いをつくる
探究テーマ:ワークショップをしている建物
問いづくり:建物を探訪しながら、「?」を見つける。
ザクザクカード「問いをつくる」とふせんを活用します。
・参加者のみなさんの作った問い
・どんな人が働いているの?
・なぜ、この場所に立っているの?
・どうして変わった掲示物があるの?
・維持費はどれくらいなの?・・・などなど
②問いを整理して探究テーマ(個人)を決める。
(1)問いを出し合いながら,仲間分けをする。(模造紙)
情報整理の方法:KJ法的にふせんを整理しました。
(2)仲間に名前をつける。
みなさんが考えた仲間:お金、役割、歴史、働く人、運営・・・
(3)仲間の中から探究テーマ(個人)を決める。
(4)探究テーマ(個人)に関係する問い(2〜3個)を選定する。
③探究活動の見通しをつける(探究計画書)
探究テーマ(個人)に基づいて、探究計画書を作りました。どのような方法で「問い」を調べるか、調べる内容はどうするか計画を立てていきました。
*調べるほうほう:ザクザクカード「調べる」から選びました。
4.参加者のみなさんからいただいた感想
・実際に体験して、問いを立てることのおもしろさをたくさん感じられた。
・授業でもすぐに使える。授業を組み立てなくても体験的に楽しくできる。
・ザクザクカードを使うことで、幅広い問いを作ることができる。
・ゲーム感覚で使えるのでいいなと思いました。
・教師も子どもも考える視点をもって学習に参加することができるなど…。
ご参加いただいた教員のみなさん、貴重なご意見ありがとうございます^^/
5.アウトプットの必要性
ワークショップでは、参加者のみなさんに学習者としてザクザクカードを使った探究を体験してもらいました。いわゆる知識・技能のインプット。ワークショップでの学びを学校現場(授業等)で活用することで、質の高い理解ができると思います。いわゆるアウトプット。
つまり、インプット+アウトプット=汎用的な知となるのでは・・・。