1周年イベントDay1:「自立のための女性のキャリア戦略」イベントレポート
9月12日(木)、13日(金)と2日間に渡って開催されたla billage1周年記念イベント。
トークセッションDay1「自立のための女性のキャリア戦略」の内容をイベントレポートの形で綴っていきます🐰
今回のイベントは、「Slido」というサイトを使って参加者の方から質問を受け付け回答していくという参加型トークセッション!
キャリアや女性の自立についての多種多様な質問が上がり、大盛り上がりとなりました✨
0.今回登壇していただく方々
今回登壇していただくのは、こちらの4人。
高松裕美さん(モデレータ)
2015年12月、ビタミン株式会社を設立し、スタートアップの経営サポートを行いながらtoCスタートアップへのエンジェル投資家としても活動中。
(Twitter:@romihee_)
野中瑛里子さん
金融系業界団体の事務局長。フリーランスとして新規事業支援や複業/独立支援も実施。新しい働き方メディア Polaris代表。
金井芽衣さん
保育系の短期大学を卒業し保育士・幼稚園教諭2種免許を取得した後、3年次編入し法政大学キャリアデザイン学部へ。2017年春から独立し、国家資格のキャリアコンサルタントの資格を取得しポジウィル株式会社のCEOに。
(Twitter:@meiem326)
石橋ひかりさん
株式会社MYコンパス代表取締役/キャリアコンサルタント。キャリア実践コミュニティ「MYコンパスラボ」、活躍したいキャリアコンサルタントのためのコミュニティ「キャリコンラボ」を立ち上げ、コミュニティで女性マーケティングや企業との共同プロジェクト、コミュニティ運営支援、キャリア支援事業を展開。
(Twitter:@HikariIwahashi)
1.自立するとは「依存先を増やす」ということ
Q.自立しているってどんな状態?
今回のトークセッションのテーマにもある「自立」ですが、そもそも自立しているってどんな状態のことを指すのでしょうか?
A.自立するとは「依存先を増やす」ということ
「現状に不満を感じつつも一歩を踏み出せないのは、たるんだパンツを捨てられないのと同じ」と金井さん。
しかもそれは、何かを我慢していたり、あるいは意気込んじゃってるけど頑張れない状況が原因かもしれない。
本当は捨てなきゃいけないたるんだパンツを捨て、Tバックに履き替える気持ちが大事なんだとか。
そんな金井さん曰く、「自立している状態」とは「依存先を増やす」ことと等しいんだそうです。
自分が立っている足が2本だとしんどいけれど、足を増やせば自分の価値観の形成にも繋がりますよね。
野中さん曰く「収入面においても依存先を増やすことが大事」なんだそう。
副業がいづらい職場環境にいたとしても、NPOやボランティアという形で依存先を増やすことは可能なんです。
2.キャリアとは「生きていることそのもの」
Q.キャリアとは?
単に働くというだけではなく、人生において様々な影響を与えるキャリア形成。そもそもキャリアとは何なのでしょう。
A.キャリアとは「生きていることそのもの」
「生きていることそのもの」と岩橋さん。仕事だけではなく、ライフイベントの多数の選択肢もまたキャリアということができます。
また自分が好きな領域を発見する上で大切にしなければならないのが、人によって異なる怒りポイントなんだそう。
かつて岩橋さんは、セブン銀行で働いていた時代「自分のやりたいことって何だろう」とくすぶっていたことがあったそうです。
しかし子供が生まれ、働きづらくなった職場環境に怒りを覚えたことが転機となり、自分が活躍したい領域に気付くことができたんだそう。
3.逆境の経験を活かし頑張れる人をパートナーに
Q.どんな人をパートナーに選ぶのが正解?
キャリアを築いていく中で、誰をパートナーに選ぶかということもまた大きく影響します。一体どんな人をキャリア形成のパートナーに選ぶのが正解なのでしょうか?
A.逆境の経験を活かし頑張れる人をパートナーに
金井さんがパートナーに選ぶのは「逆境の経験をポジティブに捉えて頑張った人」。
自分に足りていないものをどう捉え、行動に活かせるかということを見ているんだそうです。
また金井さんの場合は人と向き合うビジネスのため「自分が一緒に働きたいと思える人か」、また「こんなに働けて幸せだ!と夢中になれる人か」も基準に見ているんだそう。
4.自分が気付いたらやっていることを優先に。「やめること」を決めよう
Q.やりたいことは絞るべき?
やるべきことややりたいことが重なると、そのすべてをこなすなんてとても無理。そんなときはやりたいことを絞るのが正解なのでしょうか?
A.自分が気付いたらやっていることを優先に。「やめること」を決めよう
それに対し金井さんは「自分が気づいたらやっていることや、非常の生活に落とし込まれていることを優先的にやっていく」と回答。
それは、自然とやってしまっていることは本当にやりたいことであることが多いからだそうです。
一方子育ての傍らキャリアも築いている岩橋さんは、「やめることを決めることが大事」と回答。
子育てしつつ働く上で、常に限られた時間の中で優先度の高いものからやっていくかが重要になります。
例えば会社でも、6時から飲み会があると決まっていれば時間以内に仕事が終わるように頑張るけれど、時間の意識がなければだらだら残業してしまいますよね。
常に時間の意識を持つことが大事なんだとか。
5.大体の「やりたいこと」は誰かが先にやっている
Q.やりたいことがあっても実現方法が分からない
自分のやりたいことがいざ見つかっても、それを実現するのはなかなか難しい。そんなときはどうすればいいのでしょう?
A.大体のことは誰か先にやっている
「よほどのことではない限り、大体のことは自分よりも先に誰かがやっているもの」と岩橋さん。
だから、今までに上手くいった人の事例を調べて真似することが大事なんだそうです。
考えるよりも先に調べる!とのこと。
6.発信力を磨き、メディアを自分で運用することで仲間が集まる
Q.フリーランスとしての仲間集めで役に立った場所は?
フリーランスとして独立すると、人脈作りや案件獲得もすべて自分でやらなければなりません。どういった場所が仲間集めに効果的なのでしょうか?
A.発信力を磨き、メディアを自分で運用することで仲間が集まる
メディアを自分で運用すれば自然と集まる、と野中さん。フリーランスやパラレルキャリア向けのチーム支援プラットフォーム「チームランサー」もおすすめだそうです。
また、発信力を自分で磨いていくことも大事。
「noteやTwitterなどのSNSで自ら発信するのもいいですよね」と高松さん。
SNSでの発信力を育て、1年でTwitterのフォロワーを2万人弱にまで増やした金井さん曰く、SNSを運用していると「だんだん伸びるツイートが分かってくる」とのこと。
例えば「キャリアカウンセリング」という言葉だと反響が全く無かったのに、キャリアの「そうだん」という言葉に変えたところ反響があり、それが今のサービス名にもなったんだそう!
7.誰か一人を目指すのでなく、自分の中でロールモデルを作っていく
Q.ロールモデルを見つけるのって難しくない?(by高松さん)
高松さんは美容師を辞めてベンチャー業界へ転職するも、名刺の渡し方といったビジネスマナーから出退勤の仕方まで一から学ばなければならかったことや、右も左も分からずに管理職についてしまい苦労したんだそう。
自分がそうした特殊な状況に置かれていた場合、自分と似たロールモデルを見つけるのが大変ではないのでしょうか?
A.誰か一人を目指すのでなく、自分の中でロールモデルを作っていく
ワーママ代表ともいえる岩橋さんは、「自分が目標とする完璧な人が見つからないなら、誰のことも目指さない」と回答。
むしろたくさんいる人の中から自分に合うところを見つけ、自分の中でのロールモデルを作っていくことが大事なんだそうです。
また、野中さんは「自分がロールモデルになる」と回答。
ロールモデルを探してもいないのであれば、自分が先駆者になるしかない!とのことでした。
8.自立したキャリアを歩んでいく女性へメッセージ!
最後に、帰路に立たされ、今まさに自立したキャリアを歩んでいく女性に向けてメッセージをいただきました。
「みんな素敵ですよ!」by 金井さん
「人と比較すると誰しも嫌になるもの。日ごろの自分の小さな努力を認めてあげることが大切。自分のことを好きになると行動も思いも変わっていきます。」
「誰かに褒められるのを待たなくていい」by 野中さん
「日本人は幼いころから『自分で決めていい』という教育を受けないで育ってきたから仕方ない。でも、自分の人生は自分で決めていいんです。他人に褒められるのを待つ前に、まずは自分で自分を褒めてあげて!」
「愛すべき個性を活かしていこう」by 岩橋さん
「みんな強みも弱みも持っていて、その人それぞれ違う個性を活かしていくことが大切!今ではプロのカウンセラーなど、自分の個性を知るためのツールがたくさんあるので活かしていきましょう」
最後に:ご参加いただき誠にありがとうございました!
SNSの普及、働き方改革、結婚に出産・・・
自ら主体的に行動し活躍している女性が増え、従来とは働き方が大きく変わろうとしている今の時代に、キャリアを積んでいきたい女性の心を勇気づけてあげられるようなイベントとなったなら幸いです✨
今回協力いただいた登壇者の方々をはじめ、撮影に協力いただいたカメラマンの植村豪人さん、ご参加いただいた皆様、イベントに関わっていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
誠にありがとうございました!
今後ともla billageをどうぞよろしくお願いいたします🐰
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