夫に気持ちよく仕事してもらう(させる)ために
自営業や職人の妻として、夫を支える立場な奥方マネジャー。
でもマネジャーって「サポート」も大事だけど、「事前に道を整備してそっちに導く」って観点も大事では? と考えています
イメージとしては「上手に操縦する」という視点。「操縦する」がちょっと強いなら… 「手のひらの上で転がす」というのか
あくまで「自然に」。ここ大事。「自然(な感じ)に」。
自然に「より良い方」、本人・お客様や取引先の「双方が喜ぶ方向」に、「動かすぞ」と意識したいなぁと思っています
具体的にどう「動かす」の?
まずはできるだけ「手を止めない」「集中を切らさない」ことから
電話は奥方が受ける。来客は先に対応する。電話以外の連絡もできる範囲で返答などする。
「作業」は職人しか担当できないので、その「手」や「集中」が途切れないようになんとかサポートするのが基本かな? と
ものすごく「当たり前」ですが、やっぱりすごく大事な部分。
「機嫌」はいい方が良いから
お互いだけど、やっぱり「機嫌」はいいほうがいい。だからまずは自分が「ご機嫌でいる」ことから。なかなか難しいけど、なんとか踏ん張りたい。
そのうえでできれば、夫にもご機嫌でいてもらえるようにしたいもの。でもこれは「機嫌を取る」ってことではなくて…
たとえば、自分は「夫が苦手なことをできるだけ引き受ける」を心がけています。
誰でもそうですが「苦手なこと」ってしたくないもの。仕方なくするとなると、グズグズ時間もかかるし、どうしてもご機嫌度は下がる。
だから、自分が肩代わりできる部分は、できるだけ引き受けて、重荷から解放してあげる。
たとえばどんなこと?
たとえば、自分たちの場合は「電話をかける」とか、「スケジュール管理」とかって部分
電話が苦手
夫はとにかく「電話」が苦手。
お客様への入荷連絡、作業完了報告もそうですし、取引先(メーカ・代理店)への電話も、できる範囲で担当します
知識が必要な部分や技術的な部分に関しては、「途中で電話を代わる」とかで対応。とにかく「電話をかける」のが嫌らしいので
スケジュール管理も
スケジュール管理も苦手。だからできるだけストレスにならないように、でも「抜け・漏れ」が発生しにくいように、この9年試行錯誤してきました
現在は「お客様ノート」と「ポストイット」を使った管理で、比較的うまく回っています。でもこのノート整理やポストイット整理も、基本は奥方の担当。こういう作業が苦手なようなので
忙しいシーズンは急ぐ順にポストイットを並べ替える「TO DOリスト」作成まですることもあります。
上から順番に作業をするだけなので、かなり手間が省ける… みたい
人によって「苦手」は違う
人によって「苦手」も違えば「得意」も違います
書類仕事、助成金関連、組合的な集まり、掃除、ゴミ出し、整理整頓、SNS… いろんな苦手がありそう。この時期は「確定申告」なんてのも
ちなみに自分自身は「請求書を出す」のがものすごく苦手で、なぜか嫌で嫌で仕方なく、「やらなきゃ」「やりたくない…」で何日も経っちゃって、ストレスがすごい
だからフリーランス時代からずっと「請求書関連」は夫の担当。
こんなふうに夫が「苦手」で、自分は「得意」、もしくは「苦手じゃない」ってことを見つけて肩代わりしていくと、全体的に「ご機嫌度」が良くなっていくんじゃないでしょうか
苦手な作業が減れば、心の負担も減りますし、時間的な余裕も生まれる。生まれた余裕で、もっと必要なことをしてもらえれば、結局全員が幸せになる。そんな感じ
「得意」「好き」も大事に
反対に「得意」「好き」を担当してもらうのも重要なのかもしれません
大昔バイトをしていた小売店。店主さんはすごく忙しいのに、地域や商店街の集まりが大好き。本当はそんなものに参加せず仕事をしてほしいのですが… あえてそこは会合に参加してもらう。そうするとご機嫌がすごく良くなって、その後の仕事の効率も上がっていたようです
別のバイト先の店主さんは「釣り」が趣味。忙しいけど… でも時には店を奥様に任せて、仲間との釣りを優先していいことにする。
釣りに行けなくて、ストレスが溜まってしまうより、思う存分釣ってご機嫌に仕事にも打ち込んでもらう。忙しいなかにこそ、こういう「好き」が大事だったのかもしれません。
「苦手」と「得意」
苦手を減らして、得意を増やす
作業分担だけでなく、「仕事」や「店」「事業」の方向性としても意識するとさらに良さそう。
減らせる「苦手」は手放して減らし、より「得意」「好き」に注力できるように、事業の方向性を変えていくというか… 自然と誘導していく? そんな舵取りもまた奥方マネジャーの大事な仕事なんじゃないでしょうか。
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