十五夜の日のこと
子ども達とお団子作り
十五夜といえば、お月見・うさぎ・おだんご・ススキなどが浮かびます。
おだんご大好きな子ども達から、「重ねるタイプのお月見だんごを作りたい」とリクエストがあり、一緒に作りました。
沖縄の十五夜
私が住んでいる沖縄では、年中行事の多くは農耕に関連して行われています。
特に旧暦8月の十五夜は大切な日だと、亡き祖母より教わりました。
それは、収穫を終えた後の満月にあたり、今年の豊作への感謝と次の作物への期待を込めた祈りをささげる日で、『十五夜の月御願(つきうがん)』と呼ぶ地域もあったそうです。
戦後の貧しい時期でも、旧暦8月15日の晩には、それぞれの地域で豊年祭が行われ、村芝居や歌、獅子舞などが披露されたと聞いています。
そんな沖縄の昔の行事のことや十五夜の意義について、お団子をいただきながら、子ども達へお話ししましたよ。
沖縄のおだんご*フチャギ
子ども達と手作りしたお団子は、くるっと丸めた形をしていますが、沖縄で十五夜にいただくおもちは、小豆のついた平たい形で「フチャギ」と言います。
フチャギの作り方
フチャギはもち粉と水を練って蒸した後、ゆでた小豆をまぶすシンプルな調理法のおもちです。
ポイントは、おもちが温かいうちに小豆をまぶすこと。小豆にはタンパク質や食物繊維が多く整腸作用もあり、ビタミンB1やカリウムも含まれている優秀な食材のひとつ、栄養もあって健康的なおだんごですね。
普段から、空や月を眺めることが多い方ですが、昔の人達も、現代の私達と同じようにお月さまを見上げていたのかなぁ〜なんて、いろいろなことを想いながら見上げたお月さまは、なんだかいつもより輝いて見えました。
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