ヨセミテ国立公園

週末は三連休だったので、家族でヨセミテ国立公園に行ってきた。

素晴らしい景色だった。

ホテルから見える川は日本の川そのものだったし、ヨセミテ公園内の大きな岩山は圧倒される美しさだった。静かな湖で遊べたのも楽しかった。

(補足すると、LAの川はまるで用水路で、コンクリートの中を水がちょろちょろと流れているだけ。水のたゆたう日本の川がずっと懐かしかった)


家族皆で歩いたり(3歳児もいるが、一日で5㎞以上歩いた!)、翌日は家族皆でサイクリングをしたり。
家族皆で一緒に体を動かすことって、こんなに楽しいんだなと思った。

一人目の子を妊娠する直前、夫と二人で軽井沢を旅行した。
軽井沢では自転車をレンタルして、二人でサイクリングをしながら景色を楽しんだのだが、その後妊娠して出産し、『ああ、あの優雅なサイクリングは、もうできないんだな』としみじみ感じていた。
・・・が!!
子どもは気づけばあっという間に大きくなり、子ども自身が自分で自転車をこげるようになっていた。

夫と2人で、景色を見ながらサイクリングをした記憶は、
家族4人で、景色を見ながらサイクリングをする記憶で更新された。

ヨセミテの美しい景色とともに、生涯忘れられない光景になると思う。


この旅行の前後で、子どもにとっても変化があったと感じている。

ヨセミテへ行く前、ここ一か月ほどは、私たちにとって初めてのLAの夏で、外が暑くて部屋で過ごすことが多くなり、You Tubeを見せる時間が長くなってしまっていた。
(あとは、親子揃って誘われ待ちなので、友達が呼びに来なければそのまま家で過ごしてしまうというパターン。苦笑)



ヨセミテへ向かう行きの車の中では、上の子は心配になるほど、You Tubeで見た内容を楽しげに話していた(見せすぎました。反省)。

が、大自然の中で過ごす中で、少しずつ思考が解きほぐされて、息子の興味の対象が広がっていっているのを感じた。対象が広がるといっても、これまで普通にもっていた万物への興味、という感じなのだけれど、部屋の中でYou Tubeばかり見ていては失いつつあったのだと気づかされた。

下の子は、自分もいっちょまえに歩いたり自転車をこいだというのが誇らしかったようで、満足そうな表情をしていた。そして、これまでだったら「手伝って~」と言っていた生活動作、たとえば服の着脱などや、普段こちらが言ってもなかなか聞かないようなことをすぐ聞いて行動したりと、心の成長を感じた。

大自然の中、家族で同じ自然体験をするってすごく楽しい。

私自身も、これまで行き詰っていたところもあり、解放されたのかもしれないと感じている。初めての渡米生活開始後すぐ、子どもの学校がオンラインでずっとそのサポート、放課後も子どもとずっと一緒で自分の時間が持てずにいた。ヨセミテでは、私自身も子どもに寛容になれたように思う。

帰宅後翌日は、上の子はサマーキャンプ初日だったのだが、
「楽しかった~!」
と笑顔で帰ってきて、ご機嫌に過ごしていた。帰宅後、夕方にも友達と遊び、You Tubeを見る時間はこれまでと比べてがくんと減った。
下の子がプリスクールから帰ってきてからは、ミニカーを人間に見立ててやりとり遊びをした。かわいいね。これまでミニカーではレースすることが多かったが、想像力が一段と上がったように感じる。


また近いうちに、国立公園にチャレンジしたい。


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