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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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#腸腰筋

体幹を機能させるためのアプローチ❶

脊柱の重要性脊柱に付着する筋は遅筋線維が多く、身体の位置を適切に受容し、適切な位置に修正するために必要な固有受容器が豊富であることから、姿勢制御能力を高めるには脊柱に付着する筋群の柔軟性・筋機能を保つ必要があります。 遅筋は脊柱を安定させる役割を担い、脊柱の伸展運動では多裂筋が脊柱を分節的に動かし、長肋筋や広背筋は大きな力発揮を可能とすることから運動制御能力を高めるには、各筋の機能を高め役割分担できるようにすることが重要となります。 脊柱の弯曲と力発揮 脊柱の分節的な運動

腸腰筋を機能させるトレーニング

体幹(腰椎)と下肢を繋ぐ唯一の筋(Th12-L4椎体・横突起-大腿骨小転子)である腸腰筋(大腰筋)は、身体重心位置(仙骨中央付近|S2)をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋であると考えられます。 腸腰筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動き・股関節を使える状態を獲得することができます。 ❶腸腰筋ストレッチ腸腰筋の作用|股関節屈曲角度によって変化する 腸腰筋の作用から、股関節の伸展・内旋にてストレッチすることが可

腸腰筋機能最大化

体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋である腸腰筋(厳密に言うと大腰筋) また身体重心位置をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋と考えられます。 更に横隔膜と連結することから呼吸機能にも影響を及ぼします。 様々な観点から、腸腰筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動きを獲得することができます。