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股関節は可動性と安定性を求められる関節であり、どちらかに限らず可動性と安定性のどちらも改善する必要があります。 股関節は球関節であり求心位をとることで関節が安定することから、求心位を保ったままでの可動性改善が必要となります。 そのため静的なストレッチに止まらず、関節を安定化させる筋群の強化と共に可動性を改善するトレーニングを実施していく必要があります。 今回は私が普段行っている股関節安定化トレーニングをご紹介していきます。 1.股関節安定化させる筋|前額面外転筋である小
歩行動作は3平面における重心移動があることから、歩行を観察することは重心移動の観点から動作を観察する基本と考えます。 歩行からランニング、スプリントへと前方への移動動作を強化する上で、歩行動作に大きな問題があればその後の動作不良へとつながります。 そのため動作改善を図るためにも歩行動作を観察し、動作の特徴と疾患特性を考慮して問題となる部位を改善していく必要があります。 歩行観察における留意点 歩行を観察する上で、問題点を予想することは重要な指標となりますが、歩行から問題点
手関節の機能によってグリップ動作が変化し、その動作の違いから運動連鎖の影響で上肢全体に影響を及ぼし、肩関節の筋出力低下や可動性制限を引き起こします。 ボールを握る動作や把握動作など物体に力を加える際に、グリップ動作が適切に行われることで上肢の運動連鎖が適正化され、力の伝達を効率的に行われます。 そのため、上肢の機能改善を図る際には手関節の機能改善を図ることは必須となり、トレーニングにおいて支持動作やグリップ動作が含まれる場合には手関節の機能を改善しトレーニングを行う必要が