学びは精神安定剤
ゆっくり、ちゃんと休むこと。
心や体が疲れた時に最優先なのはただこれ一つなのだが、困ったことにバグったメンタルは「動いていない自分」に不安を感じがちである。
そんな時に意外と効果的だったのが勉強だった。
もちろん何の意欲もないときに強迫観念で動くのは効果的ではないと思う。
インプットがしんどいときもある。
そんなときは学ぶという意識をせずに、頭空っぽになれるものを探した。それもまた結果的に見れば学びだった。
ただ、今現在「何も動けてないこと」に疲弊してきたならば、なんでもいいから学んでみると、心が安定するかもしれない。
私はそうだった。
「何もない自分」に何かが入ってくると、「何もなかったはずの自分」の中に色んなものが見つかったりする。
これは自信が持てるという話ではない。
けれど、自身の見方や考え方が変わる。
嫌なことばかりにフォーカスする頭の中を、新しいもので新鮮にできるのがいいのだ。
そしてなにより、停滞から抜け出しているという安心感は心地いい。
「実用性がない、将来性がない、無駄だ」という意見が脳内や外部から聞こえてくるかもしれないけれど、知識は意外とつながり合う。きっとそれは無駄にならない。たとえ無駄になってもいい。今のメンタルの安定が大事だ。
それから、独学がつまらなくなってきたら、アプローチを変えてみるのもいい。
一緒に勉強できる仲間がいるコミュニティに、勇気を持って、"うっかり"入ってみるのだ。
もちろん逃げ道を残しつつ。
テストでいい点をとる勉強も嫌いじゃなかったけれど、気の合う仲間と取り組む、「なにかをできるようになっていく」ための勉強は、大変楽しい。
動けると、休むことも上手くなる感じがする。
心の体力と相談しつつ、動けることを楽しみたい。
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