創作広場をつくろう。
初めまして。
関東で役者をしています、
地域密着型一人演劇ユニット『赤キノコ山と蒸したお酢』代表、
創作広場「けい」作家部・俳優部のオガワジョージです。
今回は、2023年度に試運転中の創作広場「けい」の活動方針を確認し、
2024年春に予定する”創作広場をつくろう”という企画整理書を公開します。
このnoteマガジンはブランディングの一つとして、地域に向けての活動記録を公開し、経験を共有することを目的に行っています。地域への表現活動に関心のあるクリエイターさんに見ていただけたら嬉しいです。
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創作広場「けい」は、一般の人やフリーランスクリエイター同士が「表現」という関心をもとにつながるコミュニティの名前です。
2023年度は演劇ユニット「赤キノコ山と蒸したお酢」で、そのようなコミュニティをつくるための試運転を行っています。
今年の具体的な活動…
「稽」
・4月 行きかう記憶 The Sand Falling To The Sky
・6月 音と身体で遊ぶ会
・9月~ サロン ことの葉
「憩」
・5月 たこ焼きパーティー@cafe MICHIKUSA
・8月~ わかば本読み会
コラボ企画を行う「稽」では体験の場をつくり、
人との交流をはかる「憩」ではコミュニティをつくっています。
2023年度の試運転の最後として、
「稽」と「憩」を組み合わせるように、
実際に"創作広場をつくろう"という企画を立てます!
※個人的な「場」と「コミュニティ」の言葉の中身についてです。
「場」は物理的な場所のこと。「コミュニティ」は精神的な集まりのこと。
場とコミュニティはセットになっている気がします。
場だけだと集まる人がいないのですっからかん。
コミュニティだけだと集まれるところがないので関係性が深まりにくい。
今までは少しごちゃごちゃしていました。
創作広場「けい」、「稽」、「憩」などについて詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
創作広場をつくろう。
という企画です。
地域の人々、他方からいらっしゃる一般の人、クリエイターの人が集まる「場」には、経堂アトリエの開かれた雰囲気がぴったりはまる感じがしています。
こちらが2023年9月末の段階の企画整理書です。
埋まっていないところやあいまいなところもありますが、ご参照ください。
この広場にいるクリエイターやお客様のことを参加者と呼んでみます。
活動方針に沿って、参加者の皆さんとこんな場を目指したいです。
・参加者は、「表現」という関心をもとに、さまざまな人とつながれる。
・参加者は、普段の活動では情報を届けられない、自身のコミュニティの内外の人たちに、互いに情報を届けられる。
こういった場になるような内容・工夫を考えてみました。
つながり合うための内容・工夫
1.カフェ「アトリエ憩」
経堂アトリエさんは一軒家を改装してできたアトリエです。
1階がカフェスペース、2階がリビングスペースになっています。
それらのスペースを使って、コーヒー・ソフトドリンク・お菓子など飲食を楽しんでもらいながら、集まった方々で「表現」についてお話できる場にしたいです。
お話がしやすいように、参加者の皆さんにはネームタグを配布します。
ご自身の名刺やこの場でつくった名札をタグに入れていただきます。
タグには色分けしたシールを貼り、どんな表現分野にいるかを分かりやすくします。同じ色のシールの方、そうでない方を見つけやすそうです。
2.「さくっと合作」
参加者の皆さんをチームに分け、3時間でテーマに沿った創作をします。
チームごとに創作場所が異なります。
「表現」テーマカードを1枚引いてもらい、創作をしてもらいます。
そのチーム内で記録係を決めてもらい、文章やイラストなど、さまざまな形で記録してもらいます。
3時間経ったら一度集合し、記録したものを全員に発表してから、創作場所に向かって作品を眺めます。
3.ご飯交流会
プログラムが終わったら希望者で買い出しを行い、ご飯を食べます。
「さくっと合作」の感想会もしながら、具材を買って料理をしたり、お酒を飲んでも良いでしょう。
「稽」と「憩」の組み合わせで、形のない劇場へ。
「演劇」は物理的な体験の場と精神的なコミュニティがあれば成立すると考えています。場があり、見る⇔見られるの関係があり、体験がある。
舞台公演で言うなら劇場という場と、つくり手や観客というコミュニティが、そこで生まれる時間を体験する。
素晴らしい戯曲が、舞台演出が、音響が、照明がなくても、
場に人が集まり何かをするだけで演劇は成立するのではないか。
もし成立するなら、街にはすでに演劇があふれている。
「演劇」という言葉を使わなくても、その時間を体験している。
劇場の舞台公演を観に行くことが身近な文化ではなくとも、
すでに演劇は身近な文化で、
気づいていないだけなのかもしれません。
創作広場の活動を通して「それって演劇かも」と声をかけてあげると、
きっと演劇の力が日常の生活に作用して、
いつも見ている景色が豊かに見える気がしています。
2024年に向けて
開催まで5ヶ月あります。
それまでに企画内容が変化したり、しなかったりすると思います。
そこも具体的に記録に残して引き継げたら良いなと考えています。
演劇ユニット「赤キノコ山と蒸したお酢」は2019年8月から活動開始しました。5周年の節目になりますね。
「継」「稽」「憩」の3つの活動をより本格的にしながら、
今まで通りのんびりこつこつと自分のペースで活動したいです。
どうぞ遊びにいらしてください!
よろしくお願いいたします!