「いま」書いた方が良い理由
最近、いま考えたことを書くことを大切にしている。このnoteもそのアウトプットの場の一つ。理由は、そっちの方が臨場感があってカオスでおもしろく、そして、実はそのカオスでまとまりのないアウトプットこそが本質にたどり着くヒントだと思っている。
過去の話は、葛藤や悩みが整理されて、あるいは記憶から消されていて、綺麗な物語になりすぎてしまう。本当は人の感情や人生は矛盾で溢れているはずだ。でも、その矛盾した自分、消し去りたい感情の中に、自分の本質がある気がしている。正解主義の中で生きてきた私たちは、間違ったアウトプットをすること、矛盾した自分の発言や行動に、強く抵抗を覚える。
でも、そんな自分をさらに客観視してみると、なんとも人間らしくておもしろかったりする。もうちょっと自分を知りたくなったりもするものだ。そんな自分を受け入れられたとき、成長もできるし、新しい未来を描けると思っている。
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最近、Teach For Japanや学生時代に関わってた留学団体などで、過去の経験を話したり書いたりする機会がある。たしかに、整理された話は、同じようなことをしようとしている誰かのためになると思うのだけれど、自分としては、その決断・行動に至ったプロセスやいまの話の方がおもしろいと思っている。
例えば、人の過去の武勇伝を聞くことがあるけれど、よっぽどすごい話や自分に関係する話でない限りはつまらない。一方で、今やこれからの話しはすごくおもしろい。さらに、悩みや葛藤に触れるとすごく惹きつけられる。それこそが人間らしさであり、いまを生きている感じがするからだ。過去の整理された物語は、どうしても、脚色されていたり、何か書き換えられたストーリーになってる感が否めない。
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だから、未来の自分が振り返って読んだときに、顔から火が出るほど恥ずかしい物語に仕上がってしまったとしても、「自分を知る材料」として、「おもしろおかしい人間的なストーリー」として、「いま」考えていることを書き残していこうと思っている。