仕事でAPSCの富士フイルムを使っている理由
千葉県の流山を拠点にフリーランスで活動しているフォトグラファーの高野です。
今僕が使っているカメラは全て富士フイルムのカメラです。
前まではキャノンの5D mark3を使っていましたが、3年ほど前に富士フイルムにマウントを変更してからずっと富士フイルムです。
なんで富士フイルムに変えたのか、自分の思いを書いていきたいと思います。
疲れないから
まず重さと大きさがキャノンに比べてかなり軽く、小さくなったので肉体的な疲労が減りました。
とくにウェディングで考えると、ふたつのカメラ、たくさんのレンズ、替えのSDカード、バッテリーなど持ち物がたくさんあります。
キャノンはカメラも重く、レンズも重く、それらを2台もっていると腕や腰に負担がかかってきます。
自分が身軽になっていくと、撮影中の移動も楽になりますし、体力が余っている分、良い写真が残せる可能性が広がっていきます。
編集しなくても納品できる
富士フイルムの色の中でも特に肌色が綺麗に出て、人物撮影を多くする中ではとくに編集をせずに納品できる色味というのは、最大の強みだと思っています。
ウェディングの撮影では、撮影した当日に写真を30〜40枚ほどお渡ししているのですが、今までは絶対PCにいれて編集してから書き出ししてお渡しという流れだったのですが、富士フイルムにしてからは撮ったJPEGをそのままお渡ししています。
その色の良さがあるからこそ、撮影に全力で臨めるようになりました。
今所有している機材
今所有している機材はこちらです。
X-T2(2台)、X-T3(2台)、XF35 F1.4、XF35 F2.0、XF56 F1.2、XF23 F1.4、12 F2.0(samyang)
よくカメラ機材についてフルサイズが仕事に適していて、APS-Cで大丈夫?と考えている方も多いと思います。
結論としては大丈夫です。
というか、なんで大丈夫じゃないと思っているのかわからないレベルです。笑
雑誌、企業HP、タレント宣材撮影、料理メニューなどさまざまな媒体、被写体を撮影してきましたが、全く問題ありません。
デジタル機材は日進月歩で、どんどんよくなっていきます。
フルサイズじゃないと撮れない写真というものは、正直存在しないと思っています。
こちらの写真もX-T3で撮影してLightroomでプロファイルをVelvia、少しコントラスト調整をしたものです。
こちらをA2でプリント、パネルにそれぞれ印刷しましたが、かなり綺麗で再現度の高いものでした。
画像の破綻などもなく、本当に色が綺麗に出ていました。
ボケ感はおまけ
自分の中で、ボケ感はおまけです。
フルサイズのほうがボケる。APS-Cはボケない。
などボケの大きさなどが比較対象にあげられることがありますが、そんなにボケって大事ですか?
ボケはあくまでもカメラの副産物で、こちらが意図せずとも情報量を削っていきます。
そういう考えですので、ボケを第一にカメラを選んだりしていないということもAPS-Cにマウントを変更した理由の一つでもあると思います。
まとめ
機材を軽くできる、色味が良いから即納品できる、ボケ感を気にしていないという理由から、今は仕事もプライベートも富士フイルムで撮影を楽しんでいます。
今はGFX100Sが気になっているけど、仕事で使わないなーと思い踏みとどまれています。笑
写真はハワイで撮影したビビッドな風景です!