ラミクタールとデパケンR
やや低空飛行は続いているけど、これくらいが一番楽かもしれない。鬱状態は辛いけど、躁転はもっと辛い。
そんな双極性感情障害に対する投薬治療には、表題の『ラミクタール』と『デパケンR』を飲みだして、もう10年近く経過している。量は少し減ってきたけど、この2種類の薬が一番相性が良いようです。
どちらも「てんかん発作」に有益な薬ですが、てんかんの経験は全くありません。あくまでもムードスタビライザーとしての処方です。
役割として、躁転した場合、上から抑える作用にデパケンR、下から持ち上げるのには、ラミクタールとなります。
デパケンRは、昔からある非常にポピュラーな薬ですが、ラミクタールは比較的新しいです。と言っても市販されだしたのは2009年からですね。この薬は例のkyupin先生のブログで知りました。
副作用としては重篤な中毒疹です。でも効き目は早くてシャープな症例も多く、鬱状態で悩んでいた当時、どうしても試してみたくて担当医に相談しました。
なかなか処方してくれませんでしが、少量からやっとスタート。思い込みは別にしても、私にはドンピシャ!でした。神薬と言っていいくらいの薬効で、鬱状態が軽減されました。
中毒疹には注意が必要なので少量から徐々に増やしながら、副作用に関しては今も厳重注意をしています。もう10年以上飲んでることになりますが、副作用はありません。
MAXの頃に比べると25mg減薬できています。逆に躁転を抑えるデパケンRの方は減らせないです。バランスが難しい、明日は通院日なので、ベンゾジアゼピン系睡眠薬減薬による離脱症候群についても併せて、相談してきます。
医科学的エビデンスに基づいた薬物治療に関しては、副作用は大なり小なり伴いますが、それに勝るメリットが大きいと考え、積極的に受け入れてます。
素人ながらの理論武装も必要なのは、アルコホリックへの対処と似ている部分です。どちらも精神的に依存した病気だから。
精神病とアルコホリック両方を抱えた患者は、精神科医には厄介でしょうね。その意味でも断酒は必須だったわけです。
まだ1500日の「禁酒中のアルコホリック」ですけど、続けることで双極や睡眠障害が寛解されることを楽しみにしてます。第二の人生みたいなもんです。