YUZURIHA

GLAYを好きになって25年以上。ミリオンヒット曲の影に隠れた名曲についてを完全なるファン目線で語り尽くしたい。

YUZURIHA

GLAYを好きになって25年以上。ミリオンヒット曲の影に隠れた名曲についてを完全なるファン目線で語り尽くしたい。

マガジン

  • 1994年-1999年〜デビューから頂点まで〜

    デビューから輝かしい賞の受賞や記録の樹立が記憶に残る90年代にリリースされた楽曲の解説記事をまとめました。

  • 2022年-Now〜まだまだ旅の途中〜

  • 2016年-2021年 〜ライブの新しい形を模索する〜

    2020年のコロナ禍での音楽活動をGLAYなりに学びの場と捉え、レコーディングの収録やライブにおけるある種の当たり前をぶっ壊した時期。昔取った杵柄をすぐに足元に置くようなバンドの真価と進化がつまった楽曲の数々。

  • 2011年-2015年 〜10年ぶりの東京ドームに向かって〜

    10年振りのEXPOや10年ぶりの東京ドーム公演等、新たな形での表現ができるようになり、バンドとしてさらに脂が乗ってきている時期の楽曲たち。TAKURO以外のコンポーザーの才能がどんどんと開花しています。

  • 2006年−2010年〜復活からバンド名を掲げたアルバム〜

    温かいうちに自分たちの手で料理を出すため、「Re-birth」を掲げて走り出したGLAYの自分たちらしさを作り始めた5年間。

最近の記事

  • 固定された記事

人生の少しだけ残酷な賭け事

Precious どういう生き方をすると、このような歌詞として表現できるのかを本当に聞いてみたい。 確かにこの楽曲の歌詞については、モデルとなる人がいて、そのストーリーをベースに書かれたと言われるが、このような歌詞にできるTAKUROの表現力の幅の広さにはいつも圧倒される。 初めてこの楽曲を耳にした時のことは、鮮明に覚えている。初めて聴いた時から、心に迫るものがあったことは言うまでもない。 GLAYの夏の風物詩的なイベントの整理券をもらうため、朝から炎天下の列に並んでいた

    • 「1年1ヶ月に及び(ほぼ)毎日noteを書いた」という事実〜続けてこそ見える景色がある〜

      昨年の4月1日(日付け線を超えたので記録上は4月2日からのスタートだが・・・)より、毎日1曲ずつ分、大好きなバンドの楽曲についての記事を書こうと始め、1年1ヶ月が経った。すでに世の中にリリースされている楽曲数を考えると1年のうちに終わるはずだったが、以下の理由から1年で終わらなかった。 最初の頃、何を書いたが書いていないかを記録しておらず、自身の記憶だけで管理していたため、複数回書いた楽曲があった。 1曲分の記事を書ける(心身ともに)余裕がなくて、別の短めの関連記事だけを

      • GLAYのインスト楽曲たち

        SPEED POP アルバム『SPEED POP』の1曲目。実はあまり1曲目に着目して聴いたことがなく、気づいたら「HAPPY SWING」になっているということばかり。耳をそばだてて聴くと、ライブのオープニングSEとして使われていたりするのだなということに気づく。初期の頃のライブではよく使われていたイメージ。 chronos 「SAY YOUR DREAM」のシングルの1曲目。 15周年のテーマソングとも言える1曲で、「SAY YOUR DREAM」のメロディが入って

        • 衝撃を受けるという状態を体感したのは、この曲がきっかけでした〜ここからGLAY人生がスタートしました〜

          Together GLAYの楽曲を1曲ずつ解説していこうと決めてから、すでに1年以上。この楽曲が最後のレビューとなるが、最後はGLAY沼にハマっていくきっかけとなった「Together」で締めたい。 私がGLAYを好きになったきっかけの曲。この楽曲を聴く前に、X JAPANの「Rusty Nail」も好きになったし、LUNA SEAの「ROSIER」もヘビロテしていたし、L'Arc〜en〜Cielの「flower」にも魅了されたが、バンドに対して「これだ!」と思ったのは、

        • 固定された記事

        人生の少しだけ残酷な賭け事

        • 「1年1ヶ月に及び(ほぼ)毎日noteを書いた」という事実〜続けてこそ見える景色がある〜

        • GLAYのインスト楽曲たち

        • 衝撃を受けるという状態を体感したのは、この曲がきっかけでした〜ここからGLAY人生がスタートしました〜

        マガジン

        • 1994年-1999年〜デビューから頂点まで〜
          43本
        • 2022年-Now〜まだまだ旅の途中〜
          8本
        • 2016年-2021年 〜ライブの新しい形を模索する〜
          27本
        • 2011年-2015年 〜10年ぶりの東京ドームに向かって〜
          24本
        • 2006年−2010年〜復活からバンド名を掲げたアルバム〜
          36本
        • 2000年-2005年 〜頂から白いジャケットまで〜
          51本

        記事

          心が軽くなった時に、耳元で鳴っている

          SEVEN DAYS FANTASY 心がふっと軽くなる瞬間に、頭の中で鳴っている楽曲。心の浄化によって湧き上がってくる泉のような存在。初めて聴いた時よりも、何度か聴いて、そしてライブで一緒に歌って、この楽曲の完成系を見た気がした。やっぱり、ライブまで含めて1曲がどういう楽曲であるのかを知っていけるような気がする。楽曲をどう表現したいのか、どう聴いてもらえたら作り手にとって、楽曲にとってベストであるのかまでを考えながら演出していると思うので、ライブで自身がどう感じたのかによ

          心が軽くなった時に、耳元で鳴っている

          本当に伝えたいことをストレートに伝えられる強さが好き

          Only one , Only you 30年以上、あたためられて世に出る楽曲もあれば、生きている時代の出来事がきっかけとなって生まれる楽曲もある。 「Only one, Only you」については、世界的に勃発した戦争に心を痛めたTAKUROが泣きながらメンバーに胸のうちを吐き、作られた楽曲だと聞いた。戦争をきっかけに楽曲が生まれたのは、初めてのことではない。過去にも、心を痛め、事実に目を背けることはできないと楽曲を作った。リリースをするのではなく、ライブのセトリに組み

          本当に伝えたいことをストレートに伝えられる強さが好き

          ツアーの途中でセトリに新曲が追加される当たり前

          GALAXY 長めのツアーだったり、ツアーが年跨ぎだったりすると、後半のセトリに多少なりとも変更を加えてくるようなことがある。ツアー中盤から、急に新曲がセトリに含まれてくることも少なくない。たいていアンコール1曲目あたりで披露されることが多く、ファンも昂っていた気持ちが少し落ち着けられ、残り少ない時間をもうひと盛り上がりしていきたいという状態であるために、吸収力が良い状態で聴くことができる(ちょっと前に書いた「Beautiful like you」は本編の最後の方だったが、

          ツアーの途中でセトリに新曲が追加される当たり前

          沈まぬように漂っていられる理由がそこにある

          漂えど沈まず よくよくタイトルのことを考えると、大層意味の深さを認識する。「漂えど沈まず」だって言うから驚きだ。だって、漂うと言う状態もそうそうないけれど、その上で沈まないというわけだから、状態としてはギリギリの状態のように思うが、「漂え「ど」沈まず」の「ど」の存在が、実はそこまでの状態でもなく、沈むことがないのだから心配はないという意味にも捉えられる。タイトルだけで、多くを想像させられる楽曲だ。TAKUROがインタビューの中とかで自然と使っていそうな表現だったりもするから

          沈まぬように漂っていられる理由がそこにある

          御伽噺の入り口は青いのかもしれない

          BETTY BLUE 実を言うと、アルバムがリリースされ、アルバムツアーが刊行されてからも、そこまでこの楽曲に対して、深い思い入れがなかった。同アルバムに収録された他の楽曲との区別もそこまでできていない状態を否定できないほどに。ただ、楽曲というのは、聴くタイミングやシチュエーションによって、どう響くのかが面白いほど変わるから不思議だ。アルバムリリース時に欲していたものと、この楽曲が持つグルーブが一致しなかっただけで、この楽曲が持つ力に変わりはないのだ。 楽曲の良さを感じる

          御伽噺の入り口は青いのかもしれない

          「妄想コレクター」そう、妄想を集める人に。。。

          妄想コレクター HISASHI楽曲は、尖ったもののように見えるものが多いけれど、この楽曲しかり、テーマ性というか、何を書こうとしているのかがわかるものも多く、関心事の幅の広さだったり、深さだったりに驚かされることが多い。ポップだったり、エッジが立ちすぎて、言葉の理解から進めなければならないものから、今回の楽曲のようにテーマ性があって、うったえたいことが割と見えやすいマイナー調楽曲もある。本人は、ポップな方が作っている時に楽しいらしいが、マイナー調の楽曲のニーズがあることもわ

          「妄想コレクター」そう、妄想を集める人に。。。

          擬似的表現にエレクトリック的アプローチが必要だと考えている

          流星のHowl 空に関するものが多いのはTERU楽曲の特徴。それはやはり、前や上を見ながら過ごしているからだろうか。 目線が上に向くものに焦点が当たるのは、ごく当たり前のことなのかもしれない。空、鳥、そして星。だからこそ、自然体であれということ、生きるためには、時には理不尽もあるけれど、それはきっと越えていけるものであるということを、まずは自身に向けて、そして、リスナーに向けて歌い続けているように感じる。 編曲者にDJ Mass氏がいることで理解した。普段よりもエレクトリ

          擬似的表現にエレクトリック的アプローチが必要だと考えている

          あなたたちのように美しく・・・

          Beautiful like you GLAYには、固定されたキーボーディストはいない。一定の期間、サポートキーボーディストとしてレコーディングやライブに参加され、GLAY楽曲に彩りを与えてくれる存在。GLAYの師とも言える以前のプロデューサー:佐久間正英氏も何度かキーボーディストとしてステージにたったこともある。 固定のメンバーではないにも関わらず、GLAY楽曲の中において、鍵盤はなくてはならない存在で、強烈なインパクトを残すGLAY楽曲は少なくない。自身も、GLAYに対

          あなたたちのように美しく・・・

          MVがこれほどまでリンクしている楽曲を私は知らない

          the other end of the globe 改めてMVをじっくり観て、音が生み出す世界観をMVの映像が完璧なまでに表現している事実に驚きを隠せなかった。まず、このMVの場所。これほどまでにこの楽曲の持つ景色の広がりを見せて/魅せてくれる場所があるなんて。この楽曲をヴェネツィアのサン・マルコ広場でTERUが披露してるが、その時の印象もあって、水の街のイメージもどこかにあったが、空と山の稜線が見渡す限りに広がっている感じがなんだか似合うというか、しっくりくる。おそらく

          MVがこれほどまでリンクしている楽曲を私は知らない

          HISASHIが作り出す世界観にどっぷり浸ってみる

          超音速デスティニー ただひたすらに、この楽曲からイメージされる世界観についてを語りたい。 その前に、ひとつ。とにかくかっこいいい。そして、自分が聴いていて心地よい。何十回とリピートしても飽きない。この楽曲ならば、ライブで5連続演奏だったとしても、「アリアリ!」と心底言えると思う。ライブでは、中盤あたりで、会場の空気を一気に別方向に導いてくれるような存在。「風にひとり」のライブで立ち位置に似ているようにも感じる。 タイトルや楽曲の持つ雰囲気、歌詞からの想像でしかないが、この

          HISASHIが作り出す世界観にどっぷり浸ってみる

          カメラを止めるな!いや、今すぐ止めて

          Scoop なかなか興味深いエピソードがある。JIRO楽曲なのだが、元々は、THE PREDATORS用に作った楽曲だったそうな。それをTAKUROが聴き、GLAYでやりたいということで、TAKUROが詞を書いたなんていう話。確かに言われてみれば、THE PREDATORSのアルバムに収録されていたとしても、違和感はない楽曲だと思う。(だからこそ、個人的にはぜひともTHE PREDATORSでカバーをしてもらいたい。山中さわお氏の声でこの楽曲を聴いてみたい。) タイトル通

          カメラを止めるな!いや、今すぐ止めて

          30年目の「MUSIC LIFE」を

          MUSIC LIFE アルバムのラストを締めくくるJIRO楽曲は、メジャー調なのに泣けてくるものが多い。楽曲の調子とテーマ、そして歌詞がこの現象を作り上げているのだと思うが、なぜそうなるのだろうか。楽曲の骨格ができた時にはもちろん、そうなることが前提ではないだろう。この現象が起こる要因は、いまだに解明はできていないが、いつか言語化できたら良いなと思う。 デビュー20周年記念としてリリースされた『MUSIC LIFE』のタイトル楽曲で、リリース後のツアーと20周年を締めくく

          30年目の「MUSIC LIFE」を