真剣にオナ禁について考えてみた
一つ前の記事でデジタルデトックスの話題を出したのでそれに関連して、インターネットポルノ中毒の話を書きたいと思います。
この話のきっかけとなったのはゲーリー・ウィルソン著「インターネットポルノ中毒」ですが、ここでは主にインターネットが発達した現代のポルノ環境の問題を抉り出しています。
大量のエロコンテンツを貪り続けることで、過激ものに走って、現実の女性に興奮しない、短い動画で発散することに適応することで早濡になる、ED
になる等々、、、。あらゆる問題が指摘されています。
この本には実際に中毒になった方の体験談が山のように書いてあり、恐ろしいと思いながら読んでいました。
中毒になったことで、無気力になり、学校に行けなくなった、趣味に熱中出来なくなった、彼女との行為で勃たなくなったなどの実例も紹介されています。
解決策として、あらゆる方法で、被験者たちにオナ禁をしてもらいます。
すると、成功した方はもれなく人生が豊かになっていくんですね。(まあ、オナ禁を実行する道のりが恐ろしく辛い道のりではあるのですが、、、)
先ほどの中毒症状の逆のことが起こり始めるんです!
詳しくは本を読んでいただきたいのですが、この考えは今YouTubeで流行っている男磨き系のチャンネルにものすごく影響を与えていると思っていて、
みなさん口を揃えて、
「モテたいならオナ禁と筋トレ!!!」
と高らかに叫んでいます。
一方でそんなポルノ業界のレジェンド、AV男優のしみけんさんは一日一回はオナニーをするそうで、オナ禁には反対派の姿勢を貫いています。
理由としては、定期的に精子を出しておかないと身体が使わない機関であると認識して、新鮮な子種を作り出せなくなったりするそうです。
調べると上記のような理由でお医者さんなども年齢によって回数の目安は違えど、オナ禁をすることは反対する方が多いです。
こうやって真っ二つに意見が割れているのでどうすればいいのか?したくなったときにしみけんの意見を採用してしまう意志の弱い方が大勢いるのではないでしょうか?(笑)
ただこの二つは対立していないのでは?前提のすり合わせが出来ていない議論なのではないかというのが僕の意見です。
気づかれた方もいると思いますが、オナ禁反対派の方は昨今の情報環境からなるインターネットポルノを前提に考えていないと思います。
オナニーその行為そのものには問題ないのです。
しかし、次から次へとコンテンツを探してしまうことに問題があるのです。
なので僕は、「現代の情報環境においては、相対的にオナ禁をする方がマシである」と考えています。
それは僕がまだ未熟なため、今の情報環境と上手く距離を取れないというのも大きいです。
ただ、人間の強い欲求と紐付いた情報環境に抗える手立ては思いつかないので、ここまで極端な手段を使わないとやっていけんなーと思った今日この頃でした。(笑)