駅から母校まで数回迷う/遠野雑記帳
大工町の町並(05年3月16日) 私は大工町や六日町の町並が好きだ。六日町には昔、六の市が立った名残りがある。一日市通りは昔の市日の名をそのまま残した町で、買い物など遠野の中心部だった。
明治や、大正時代の写真を見ても、多く撮られているのは一日市通りだ。今ふうにいえば「シンボルロード」か。大工町の白壁土蔵の商家、雪障子戸などの町並に心が癒される。
子どもを連れて、遠野駅から高校へ。1・2㌔、徒歩15分。当時と大分変わっており「通いなれたる 学舎の街」(鈴懸の径より)だが、すんなりたどり着けない。「いったい、どういうこと?」と子どもに笑われた。