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義母は5人の息子の嫁を採点していた
中学の同級生に「奥さんは何人きょうだい」と聞かれた。「5人だよ」「男性は何人」「3人だけど」。彼女は「3男2女ならいいね。うちの主人は長男で、男ばかりの5人きょうだい」とため息をついた。
50歳の節目に行われた同級会。きょうだいの話になった。彼女の義母は5人の息子の嫁を比較して「採点」しているという。「評価は最下位ではないけどトップでもない。いやですよね」と苦笑い。
妻は二女だから、義母から見れば婿2人となる。比較して評価はしていないはず。ただ、付き合い始めてすぐ、妻は姉から忠告された。「うちは札幌市役所だけど、公務員の方がいいんじゃない」。
嫁の比較といえば叔母がそうで、長男より二男の嫁を可愛がった。私は「いつも一緒にいる嫁よりも、たまにしか会わない嫁が親切なのは当然。どちらがいいとか言わない方がいいよ」と注意した。