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乱視を意識したきっかけは夜空の月だ

窓を開けると冷風が入ってきた。猛暑でうんざりも夜はしのぎやすい。メガネを外して月を眺めた。小さい丸10個が重なり大きな月になる。乱視を意識したのは50年前、きっかけは月だった。

深夜勤務後見た月は花びらみたい。夜空をきれいに飾っている。乱視も捨てたものではないと粋がっていたが、視力低下もあって眼科に行きメガネを買うことに。はっきり見えビックリした。

メガネをかけ帰省したときのこと。久しぶりに会った姉に「もう、そんな年になったのか。字が見えないの」。「年取ってない。まだ20代後半」と反発も、身内にメガネ愛好者はいなかった。

先日、飲み会の席上で乱視の話になった。「月が何個も見える」と説明したら、スタッフの女性が「私の顔いま何個ですか」と茶化す。「1個ですよ、月と一緒にしないで」と笑顔で答えた。

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