韓国語翻訳練習 ハ・テワン~全ての瞬間が君だった~148「4.さよなら―私の全ての瞬間」
ただお幸せにという言葉以外には
これ以上君と私が一緒にはいられない今、
もう私はどうすべきなのだろうか。
朝早く起きて飲んだ水が喉を過ぎて鋭い刃になり、さえずる鳥たちの合唱が、揃わない和音を絶え間なく演奏するピアノの音のようになった。絶対にお互いを殺したいほど憎んではいなかったのにわざわざこんな風に他人にならなければならなかったのだろうか。少し極端だったのではないか。
なにか大それたことを君に言って、君が再び私に戻って来るならば、万が一そんな言葉があるのなら、何をしてでも君と会話できるチャンスを作るのに。
私にはそんな気取った言葉を言える素敵な口がないから、
「ただ、ただ、
お幸せにという言葉以外には
何も言えません。」
元々別れにはその別れの対象者たちも知り得ない、暗くもその暗闇よりもっと深い暗い理由があるから。ただその別れの理由を探そうとして胸を裂かれそうになったり、崩れそうになったりせずお互いが合わなかっただけだ、という良さそうな言い訳で葬ることにしよう。
今から別れが始まっているのに、かなり自信があるように見える君と何の縁なのかものすごく悔しくてもうすでに疲れている私がこの時間と空間をそれぞれどうやって耐えて変えていくのか見守ろう。
ずっと転がり続ける雪玉のように大きくなる気持ちというものは、もう君を憎んで時々恋しがるだけだから、何も心配しないで遠くない過去に生きる私たちの愛をゆっくりと消そう。
幸せに。
君のものだった私も、私のものだった君も。