バランスを保ちながらサバイブしていきたい【キュンな転職ビフォーアフター 〜 ACES 河野将也さん編〜】
「十数年前まで北海道の畑で走り回っていた少年が、まさか”AI”業界のど真ん中、東大松尾研発のスタートアップで上場を目指して働くことになるなんて。まったく想像していなかったです」
そう語るのは、一昨年Kyun Agentを利用して転職活動をした河野さん。
スポーツトレーナーからキャリアをスタートさせた彼が、さまざまな経験を経てたどり着いたのは、日本のAI(人工知能)研究の第一人者である東京大学の松尾豊氏の研究室から生まれた、株式会社ACES(エーシーズ)というAIスタートアップでした。
その決断の裏側には何があったのか、転職前後でどんな変化があったのか聞いてみました。
トレーナーから始まり、休むことなく働き続けたキャリア
ーーまずはこれまでのキャリアについて教えてください。
「柔道整復師」という国家資格を取れる医療系の大学に通い、卒業後は接骨院に勤務しながらスポーツトレーナーとして活動していました。
学生時代にスペインの名門サッカークラブのレアル・マドリードで短期間ですが、トレーナーとして活動した経験もあり、就職後は1年で独立。
そこから個人事業主として約3年間、健康経営サポートなどのヘルスケア関連事業を行いながら、不動産Techでto C向けのインサイドセールスを経験しました。
その後、「ビジネスマンとして力を付けたい」という想いで営業支援を行う会社に入社し、コンサルタントとして中小企業を中心に約100社ほど担当し、上場するまで働いていました。
ーーIPOに貢献されたのだと思いますが、そこからなぜ転職しようと思ったのですか?
前職に入社した一番の目的が「ビジネスマンとして力を付けること」だったんですが、幸い上司や先輩、同僚に恵まれたおかげで、表彰していただけるくらいの成果を出すことができ、ある程度の自信を得られました。
ただ、がむしゃらに働き過ぎてしまって、身体がついてこなくなったんですよね。
朝から晩まで休むことなく働き続けていたので、一度自分を見つめ直す時間を作ってもいいのでは、と退職を決めました。そこから半年ほどしっかり休み、転職活動を始めました。
印象的だったKyun Agentとのやり取り、そこから見えた自分の軸
ーー転職活動を始めて、Kyun Agentとはどうやって出会ったんですか?
たしか大手の転職サイトを通じて、奥本さん(Kyun代表・奥本照之)から、スカウトのご連絡をいただいたと記憶しています。
転職活動を始めて間もないころで、ひとまず、いろんなエージェントの比較をしようと10社ぐらいとやり取りをしていたのですが、奥本さんは最初から印象的でした。
多くのエージェントは、30分ほどの電話で経歴や希望業界などをざっと聞いて、候補企業をメールで送って来るだけになりがちですが、奥本さんはまずZoomで1時間話して、転職をしたい理由からしっかりヒアリングしてくれました。
この人にもっと相談したいと思い、その後も私から壁打ちをお願いし、転職の軸やキャリアビジョンなどたくさん相談させてもらいました。
相談し始めた当初、ベンチャーのカオスさやハードワークは経験していたので、今度は「ある程度ワークライフバランスを保てて、事業や組織が安定している、いわゆるホワイト企業に行きたい」という希望を伝えた覚えがあるのですが、その一方で、「30代では事業も組織も伸ばせるマネジメント力をつけたい」という希望もあり、成長環境があることも望んでいました。
優先順位が自分の中で明確ではなかったので、奥本さんからの「課題」に取り組むことになりまして。
5社ほど候補企業を出してもらい、自分で企業研究を重ね、この会社にワクワクするかどうか、どんなポイントに引かれ、どこが違うと思ったかを言語化し、それに対してフィードバックをもらうという作業を何度も繰り返しました。
自身の思考をクリアに棚卸ししてもらった結果、より能力を磨ける成長環境が最も重要だと分かり、スタートアップに絞るという結論に至ったんですよね。
奥本さんは同世代の先輩として2〜30代の抱える悩みを解像度高く理解していて、客観的な整理・言語化がとても上手く、非常に頼りにしていました。
ーースタートアップの中でも、ACESに決めた理由はなんですか?
成長環境に身を置くうえで、今後大きく伸びる業界が良いと思い、ある程度ドメインを指定していました。まったくの未経験ではありましたが、FinTechやAIなどが最終的に候補に残り、挑戦してみることにしました。
また、前述の「課題」を繰り返すなかで志望企業がかなり絞られていたので、実際面接は2〜3社しか受けなかったのですが、実は有名なメガベンチャーからも内定をいただいていたんです。
どちらに行くべきか正直迷いましたが、ACESの方が「ワクワク」したんですよね。この会社なら、まだ見たことのない、経験したことのないことを経験できるなと。自分の性質的に、10→100よりも、0→1や1→10の方が合っていると思っていて、ACESは1人目のインサイドセールスというポジションだったのも魅力的でした。
それに、ACESは高学歴な人ばかりで堅いイメージがあったんですが、意外と温かく話しやすい人が多いと面接を通して感じていました。会社の雰囲気・カルチャー、事業フェーズなどを含めて、自分に合ってるなと思ったんですよね。ワクワク感と好奇心で最終的に決めました。
“ワクワク”が決め手。ACES入社後の変化
ーーワクワクしながら入社されてみて、実際いかがでしたか?
イメージしていた通り、自分の責任と判断のもと、イチから試行錯誤して結果を出していくフェーズだったので、すごく性に合っていました。マネージャー候補という形での入社でしたが、インサイドセールス1人目でとにかく事業を伸ばさなければならなかったので、気合いと根性、行動量で突破していき、入社1年目で社内表彰をいただきました。
ーー時間の使い方に変化はありましたか?
前は早朝から働いていたのですが、今は10時出社、かつフレックス制になって、かなり自由になりました。
また、20代のときは猛烈に仕事をして当たり前という価値観だったのですが、すべての時間を仕事に費やすのではなく、プライベートとのバランスを保ちながら健康に長く続けられる働き方ってこうだよね、という常識的な働き方を学べました。
少しずつ仕事と余暇のバランスを上手く取れるようになってきて、ポジティブなサイクルが生まれ始めている気がします。
事業も組織も伸ばせる人に
ーー今後、挑戦してみたいことは何かありますか?
しっかり腰を据えて、事業も組織も伸ばしていく経験を積んでいきたいと考えています。
私は、人生を懸けてチャレンジしている瞬間の、生きている感・サバイバル感を味わうことが好きなんです。
そして、どうせ生きるんだったら、世のため人のためになることをやりたいという想いが自分の根本にあるので、今後の社会課題の解決に繋がるようなことをしていきたいです。
ーーこれから転職活動を検討している方に、アドバイスがあれば教えてください。
エージェントの合う・合わないがあると思うので、まずは多くのエージェントを見ると良いと思います!
私の場合は、密に壁打ちをしてくれて、転職軸やキャリアビジョンの言語化を手伝ってくれるような人を求めていたので、Kyun Agentがピッタリでした。
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