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甘くはないけど、甘えさせ上手な母、への一歩

みなさんは、自分の子どもに甘えられた時、
どんな気持ちになりますか?

私はどうも最近、こんな自分に気付いて困っています。

「子どもを”甘やかす”のはよくないけど
”甘えさせて”心を満たしてあげるのは大事」

・・・頭では分かっているけど、
素直に甘えさせてあげられない!

うちの長男3歳9ヶ月は、
200%お母さんっ子の甘えん坊。
基本的にはいろんなことを自分でやるのですが

「抱っこ〜」
「食べさせて〜」
「着替えさせて〜」

と、甘えてくることも多いです。
それに対して、

「歩けるでしょ?」
「自分でやりなさい」
「できるでしょ?」
「くにゃくにゃしないで!」

ついつい、そんな言葉で返してしまう自分がいます。

子どもを甘やかすのはよくないけど
甘えさせて心を満たしてあげるのは必要

色々な子育て動画や育児書などで言われるこのこと。
頭では分かっています。
わかってるのに・・・なんでだろう!

なぜ苦手?何がハードル?
甘えられた時どんな気持ちになってる?
背景にはどんな価値観がある?

はっきりと答えられないこれらの問いの答えをクリアにして、
甘えさせ上手な母への一歩を踏み出す!
というのが今日の記事の目的です。

同じように「甘えさせてあげるの苦手かも」
と思われる方がいらっしゃいましたら
ぜひ一緒に考えられたら嬉しいです。

甘やかしとの違い

”甘えさせる”とは何か、整理しておきたいと思います。

私の理解はこうです。

「甘やかす」とは、物やお菓子を欲しがるまま与えること。子どもが自分でできることを、子どもが要求もしていないのに手助けをすること。
「甘えさせる」とは、子どもがスキンシップを求めたり、自分でできることを「手伝って」と言ったりした時に、愛情表現の一つとしてそれに応えること。

私はどちらかというと
子どもに、自制心や自主性を養ってほしい気持ちが強く、
甘やかしはしてない・・・、と思います。

お菓子やおもちゃをせがまれても買わないし
こぼしたお茶は自分で拭きなさい、
水遊びして汚したら自分で掃除
お皿は自分でキッチンまで運んでもらいます。

何事も「やってもらって当たり前」
と思わない人に育って欲しいなと思ってます。

3歳児には少々厳しすぎるかしら・・・
と思うこともありますし
言葉の選び方が良くないな、と反省することばかりで
自分の育児が理想だとは全く思っていませんが
「甘やかさない」については
なんとなく方針に沿えている感じはしています。

一方、今日は「なぜか、甘えさせるのがうまくできない」
ことに焦点を当てて
分析していきたいと思います。

甘えさせるハードル①自分でできなくなったらどうしよう

例えば、長男が
「着替えさせて〜」「食べさせて〜」
と言った時。

私はどんな気持ちになっているか?

「甘やかすことになるんじゃないか」
「やってもらって当たり前になりはしないか」

これがどうしても一番に頭をよぎります。
「いやいや、今は甘えさせてあげるときだと本に書いてあったぞ」
と自分に言い聞かせ、それでやってあげられる時もあるのですが、
それでも「本当に大丈夫かな?」という気持ちになり、
結局「できるでしょ?」と返事してしまうことも多いです。

ただ、今これを書きながら振り返ると、
「やってもらうのが当然になりはしないか」
という心配に対しては
しっかり甘えさせてあげて、
自分でやらなくなったらその時に考えればいいのかな
、と思いました。

子どもはしっかり甘えさせてあげて満足すれば、
自然と自分でやるようになる

と聞きます。

「着替えさせて〜」に何度も応えてあげて、
その上でもし、「これはいよいよ癖になってきたかも」
と思えば、その時に初めて「できるでしょ」を発動しても
遅くないのかも、と思いました。

それを「手伝ったら癖になるかも」と勝手に自分で考えてたら、
学んでいる意味が全然ないじゃん!
と、思いました。

ハードル②めんどくさい&しんどい

これは隠しておきたい気持ちですし、
できれば気付かなかったことにしたい、という感じですが
「めんどくさい」
この気持ちは否定できない・・・です。

料理をしてるときに「抱っこー」「ハグしてー」と言われたら、
わざわざ料理の手を止めて子供のところへ行くのは
「めんどくさい」

朝の支度でバタバタしている時は心の余裕がなく
抱っこーと言われたら「そんなことより歯磨きして!」
と言ってしまいます。
これも要はタスクを早く片付けたい、
余計なことは「めんどくさい」という気持ちですね。

あとは、疲れている時、
単純に重たくて抱っこがしんどい、というのもありますね。

あります。が、

「めんどくさい」「しんどい」

これはとっても短期的な視点!

長期的な目で見れば、
その時のちょっとした面倒くささ、しんどさなんて
すぐに忘れることです。

一方で、
「抱っこ〜」と子どもがスキンシップを求めた時というのは
子供に愛情を感じてもらうチャンスであり
今の子供との時間を楽しむ時間。
愛情を伝える貴重なチャンス、なわけです。

彼が遊びやおしゃべりに夢中な時に
こっちから「ハグしよう!」と言ったって
聞いちゃいません。笑

愛情を求める「抱っこ」は貴重なチャンス、ですよね。
むしろ大事にしなければ、と思います。

こうして言語化したので、これから

「めんどくさい」「しんどい」

という気持ちが出てきたら、ちゃんとそれに気付けそうです。

人間だから、重いのも、作業の邪魔をされるのも、
「めんどくさいなー」と思うのは仕方ないのかも。
でも、その気持ちに見て見ぬふりをするのではなく、
「ま、長い目で見なよ」と自分に言って
チャンスを逃さず愛情を注いであげたいと思います。

ところで、余談になりますが、
書きながら、別の「抱っこ」があるなと思い出しました。
それは、明らかに歩き疲れて「疲れた〜抱っこ〜」というやつ。
その時は、「もうちょっと頑張ろうか」と、
頑張る練習はさせてあげたいなとは思いました。

単に疲れているのか、甘えているのか、
上手に甘えさせてあげるためには
日々子どもを観察することも大事ですね。

まとめ

甘えさせ上手なお母さんへの第一歩

もう少し詳しく書くと、
・自分でできることを「やって〜」と言ってきたら、
  癖になるまで手伝ってあげてよし。
 基本的には癖にならないらしいから、
  そうなったらなったで考えれば良い。

・「めんどくさい」「しんどい」と思っている自分に気付く。
 気付いたら、「長い目でみようよ」と自分に言ってみる。

・「甘えさせてあげる」ことにハードルを感じた時こそ
「子どもに愛情を伝えるチャンス」と捉える。


というのが本日の結論です。

ふー。だいぶ頭がスッキリしました。

ほんと、つくづく未熟だなあ、と思いますが、
甘くはないけど、甘えさせ上手な母ちゃん

目指したいと思います。

ここまでお付き合いいただいて本当にありがとうございます!

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