「自分の考えで選択する人生にするため」休学を決断し、北海道へ、そして海外を旅した彼のライフストーリー 前編
こんにちは!!
「休学者のつどい」は、「大学生活の選択肢の1つに休学を」
をコンセプトに
「休学経験者」、「休学をしようと考えている方」、「休学中の方」
が集まるコミュニティーです。
今回は「休学者特集」ということで、
休学を一年間して愛媛から北海道へインターン+海外を旅してきた
「池くん」にインタビューしていきます!!
プロフィール
池 栄歩 (いけ まさほ)
高知県出身
愛媛大学農学部食料生産学科4年
→花の培養について研究中
敷かれたレールの上で生きることをやめたい
いい高校、大学に進学し、いい企業に就職するように親から言われた経験はありますか??
親に言われた通りに大学まで進学をして、いわゆる世間一般的にいわれるいい会社に就職することが果たして個人としての幸せなのでしょうか。
私たちの今の時代の流れと、親が見てきた時代の流れはかなり変化していると私は思います。
いけ君もそのように大学進学までは親が望む進路を選択してきたと話していました。しかし、
「今の生き方でいいのか」 「このまま就職活動をしていいのか」
疑問を抱いていといいます。
ある時、ワークショップで出会った北海道の起業家の方から
「北海道へインターンに来ないか」
とお誘いがあったそうです。
そして、自分の意志でインターンへ行くことを決断し休学を選びました。
北海道栗山町でプチ移住、そしてハンバーガーに挑戦!?
北海道栗山町へ移住して間もないの時は、起業家の手伝いや農家さんの手伝いをしながら暮らしていたいけくん。
ある時、
「栗山町で何か面白いことをしてみたい!!」
と思うようになったといいます。
もともと食へのこだわりが強かった彼は、栗山町の農家さんの食材を使って飲食関係のことをしたら面白いと考え始めました。
そこで、かつて栗山バーガーがこの地にあったということを知り、
ハンバーガー屋をやってみよう!!
と決めました。
課題が盛りだくさんのハンバーガー屋づくり
しかし、実際に始めてみるといくつの課題がでてきました。
1つは、車をもっていなかったことです。地域の農家さんの野菜を使って料理を作るろうとしていましたが、その食材を取りに行っても自転車では集荷できる量や農家さんに行くまでの距離に限界がありました。
その様子を見ていた農家さんが車を出して運搬まで手伝ってくれました。
2つ目は、ハンバーガーに使うバンズ用のパンやお肉をミンチする機械もなかったことです。ハンバーガー屋をやりたくても様々な材料や機材が全然足りてなかったのです。
そんな中、今回のプロジェクトを聞いた栗山のパン屋さんは、バンズの販売してくれたり、お肉も地域の方がミンチするものをシェアしてくだったりと地域の方の協力で何とか販売できる形までもっていけたと語っていました。
地域の方々の温かさに触れ、
「見ず知らずの愛媛からきた大学生に、こんなにも協力していただいて。何かこの地域の方のために自分のできる精一杯をしたい」
自分のためだけに生きる人生が恥ずかしいと思うようになったと話す池くん。
彼が全力でプロジェクトを進めていく姿に、街の人も動かされたのではないかと私は感じました。
栗山バーガー200食販売!?結果のその先に見えたものとは?
ハンバーガーの販売は、栗山町で2回、札幌で一回と合計3回行われました。
栗山町の
1回目のイベントで"100食"
2回目のイベントで、"70食"
札幌での
3回目のイベントで、"30食"
そこでの合計販売数はなんと…「200食達成!!!!」
しかし、彼は200食販売達成しても、提供まで時間がかかってしまったことや味に対してこだわりきれなかったことなど、悔しい思いをしたとお話していました。
「200食売れたという結果はあるけど、もっとこの地域の方に感謝を伝えられるようなことがもっとなかったのかなって考えるようになったよ。」
この販売を通じて200食販売した結果だけにこだわらず、街の人への感謝、結果のその先のことまで考えて生きることを彼は学んでいたようです。
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