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為替市場と株式市場の違いとは

最近何かと円安が話題であるが為替とは何か、そして円安や円高とは何か理解できている人は少ないように思う

円安や円高とは海外の通貨と円を「両替」するときに以前より高いか安いか、ただそれを指す言葉だ

為替市場とは「両替所」であり本質的に株式市場とは別である

株式市場は複利により成長するが、為替市場は成長なんてしない

ただその時の時勢に合わせて「両替」するだけなのだ

プラザ合意により人為的に円高にした事を知っている人は多いだろう

しかしその2年後、急激なドル安によりルーブル合意で円高ドル安を是正しようとした事はあまり知られていない

為替市場は本質的にただの「両替所」だ

人為的に上げたり下げたりと言うのはほぼ不可能である
プラザ合意で円高になったのをルーブル合意で止められなかったのはその時代ではそれが正しかっただけだ

国が為替介入しても短期の効果しかないのはこれまでの歴史が証明している

「両替所」なのに無理やりレートを変えようとしても出来ないのだ

さて円安の話に戻るが、東日本大震災の前後に多くの日本企業が円高に耐えられなくなり海外に工場や拠点を移した

日本は40年以上通年で貿易赤字になった事はなく、そもそも月単位でも貿易赤字はここ数年の話だ

これから本格的な貿易赤字の時代が来る

日本企業は海外で作って輸入していたが、そのモデルではもうダメだろう

国内で作って輸出しなければ赤字で倒産してしまう

これから数年で国内に工場や拠点を移す動きがでてくる

円高の時代はもう終わりだ、貿易赤字で持っていても金利がつかない国のお金は欲しがる人は居ない

国内で製造して輸出するようになれば所得も上がる
仕事も増える、機械化が進んでいるのでマンパワーは昔ほどいらないだろう

これから先の世代はやり甲斐のある仕事が出来るようになると期待している

今後数年は物価は上がるが給与は上がらないという状態が続く

日本人はお金を全て銀行に預けるのが普通だ

認知的不協和により考え方を変えるのは難しいが、銀行に預けていてもお金は増えない

余裕のあるお金は証券会社に預けてインデックス株を保有するといいだろう

株式市場は配当金がでる、複利により市場規模が大きくなる金融市場だ

会社の入れ替わりはあるが市場がなくなる事はない、インデックス株で積み立てておくのが1番簡単で日本人向けだと私は思う

日本の株式市場は成長してないと言う話もあるがそんな事はない、とても緩やかすぎてアメリカなどと比べると小さいだけだ、現在の日本の株式市場の総額はバブル期の約2倍である
アメリカは12倍程度だ、あまりにも差があるので成長していないと言われ、さらによくわかってない人がデフレだと騒ぎ、株式市場も縮小してるような認識をしている人がいる

自分で調べて納得して欲しいものだ、株式市場は配当金が出ると言う複利の性質上、その規模が縮小する事はない

バブル時代の日経平均3万8000円から毎月同じ額を積み立てていても貯金するより遥かにお金は増えている

自分の思い込みを理解し、自分の行動も他人の行動も正しい、そしてその結果も正しいと理解する事

そしてその結果を検証し、自分が望む結果を得るためにどう行動するのが良いのか、それを考えて欲しい

あなたの人生に幸あらん事を願う

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