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【PREP書評】生きるために読む死の名言【伊藤氏貴】


読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――
そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。


本企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書、noteやブログの執筆に役立ててもらうことを目指しています。


具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。

今回ご紹介するのは、伊藤氏貴さんの『死の名言』です。

本書には99人の偉人(日本人)の名言が収められています。


Point(主張):

「死」を考えることは「生」を考えること


『死の名言』は、偉人たちが「死」について語った言葉を通して、生きる意味や価値を再考することができる本です。


「死」というテーマは重いかもしれませんが、この本を読むと、死だけではなく「生」についても深く考えさせられます。


Reason(理由):


偉人はどう生きて、死んだのか


なぜ「死」についての名言が私たちに「生」についても考えさせることに繋がるのでしょうか。


それは、偉人たちが自身の限られた時間の中で何を大切にし、どう生きてきたのかを知ることで、私たちも自分の人生に対する新しい視点を得ることができるからです。


現代社会は毎日が忙しく、私たちは生きる意味を忘れてしまうことがあります。私自身も日々大学の業務で忙しく「生」や「死」について考えることなど殆どありません。



しかし、本書に収められた数々の言葉は、そんな現代に生きる忙しい私たちに「本当は何が大事なのか」を教えてくれます。


Example(具体例):

本書で私が一番心に響いた言葉


この本の中でも特に印象に残ったのは、第1章に収められている日野原重明医師の言葉です。


「命を使うと書いて『使命』と言います。使命のある限り、生きる意味がある」(日野原重明医師


この言葉は、日常生活に押しつぶされ、自分が何のために働いているのか分からなくなる時に思い出すべき言葉だと思います。


私自身、大学教員としての忙しさに流される日々の中で、時々「自分は何のために仕事をしているのだろう」、「何のために生きているのだろう」と思うことがあります。


そのような時、この言葉を思い出すことで、「自分は命をどう使っているのか=使命に邁進しているのか」を見つめ直し、自身の生き方、仕事内容や生活をチェックしていきます。


自分の行っていることが使命からずれてきたなら、働き方等を一度見直す必要があると考えています。まあ、なかなか矯正できないので悩むのですが(笑)。

日野原重明先生がおっしゃっていることは、本質的には故スティーブ・ジョブズ氏の死生観と似ていると感じました(下記参照)。



ジョブス氏の名言「もし今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか?毎朝、鏡に映る自分に問いかける」は、日野原先生の「命を使うと書いて『使命』と言います。使命のある限り、生きる意味がある」に相通じるところがあると思います。

Point(再主張):


「死」を考えることは「生」を考えること


『死の名言』は、「死」をテーマにしていながらも、読むと生についても考えさせられる本です。


偉人たちが最後に残した言葉を通じて、私たちは自分自身の生き方を見つめ直し、限られた時間をどう生きるべきかを深く考えることができます。


noteやブログで文章を綴る方々にとっても、この本は大いに役立つのではないでしょうか。


というのも、読者の共感を呼ぶ記事を書くためには、自身の「生きる意味」や「本当にやりたいこと」を見つめ直し、なぜその記事を執筆しているを表現することが重要になってくる(と思います 笑)。


きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ

この記事をお読みいただき、さらに『死の名言』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。 きっと理解が一層深まることでしょう。



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