【PREP書評】自分とか、ないから。教養としての東洋哲学【しんめいP】
読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。
この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書、noteやブログの執筆に役立ててもらうことを目指しています。
具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。
今回ご紹介するのは、しんめいPさんの『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』↓です。
Point: 東洋哲学は人生を変える鍵
生きづらさを軽減し、視点を変える力がある
しんめいPさんの『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』は、私たちが普段抱える生きづらさや、自分探しの迷路から抜け出すヒントを与えてくれる一冊です。
東洋哲学は一見難解に思えますが、本書はその教えを現代的かつユーモラスなスタイル(too ユーモラス)で紹介しており、普段の生活に応用できる知恵を手に入れることができます。
特に「自分とは何か?」という問いに対し、「自分なんてない」という視点を持つことで、日々の悩みや苦しみから解放される感覚を得られるのが、この本の魅力です。
Reason: 東洋哲学がもたらす視点の変革
「無我」や「空」などの概念が、固定観念を解体してくれる
本書が分かりやすく説明しているのは、「無我」や「空」、「道」などの東洋哲学の核心にある概念です。
これらの東洋哲学的な視点を学ぶことで、私たちは普段当たり前だと思っている「自分」や「社会」への見方が劇的に変わります。
例えば、ブッダが説いた「無我」は、自分という存在が固定されたものではなく、絶え間なく変化しているものであるという教えです。
この考え方を取り入れることで、仕事や人間関係でのストレスも、「自分がこうでなければならない」という思い込みから解放される可能性があります。
Example: ファミチキや婚活に応用される哲学
親しみやすく、日常に取り入れやすい具体例が豊富
本書では、難解な哲学の概念がユーモラスで親しみやすい例えを通じて説明されています。
例えば、「無我」を説明する際には、ファミチキ(コンビニのチキン)を例に挙げて、私たちが食べ物を通じて絶えず他者と繋がっていることを示しています。
また、老子の「道」を現代の婚活や転職に応用する章では、自然体でいることがどれほど人間関係にとって重要であるかを、軽妙な語り口で解説しています。
これらの具体例は、私たちが哲学を日常生活にどう活かせるのかを直感的に理解させてくれます。
Point (再主張): 東洋哲学で人生を楽にしよう
日常の苦しみを軽減し、新たな視点を得るために
しんめいPさんの『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』は、私たちが抱える様々な悩みや不安を軽減し、新たな視点を提供してくれる素晴らしい一冊です。
東洋哲学の教えは、現代の複雑な社会において私たちがシンプルに、そして幸せに生きるためのヒントを与えてくれます。
とはいえ、東洋哲学はやはり敷居の高さを感じます。
しかし、しんめいPさんの軽妙な語り口のおかげで、取っつきにくいと考えられがちな東洋哲学への良い入門書となっていることでしょう。
きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ
この記事をお読みいただき、さらに『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアで本を手に取ってみてください。きっと理解が一層深まることでしょう。
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