何故か最後に回してしまった1冊。(正確には6冊)
わたしは毎週かなりの数のBLコミックスを購入している。その中で、買い揃えたものの、なかなか読めないシリーズがあった。
理由はわからないけど、勿体なくて読めなかったのだ。
それがこの本。
ブルースカイコンプレックス/市川けい
もう本当にわたしがいかにも大好きなメガネ男子と萌えポイントのちょっとチャラい奴の組み合わせ。
鉄板で好きだと思う。
これが上下巻ならすぐ読んでしまったかもしれない。
5巻まであって、同人誌で出てたお話をまとめた番外編、6冊買ってしまったので、読んでしまうのが勿体なくなってしまったのだ。
出会うはずのない高校の同級生
主人公はメガネ男子が楢崎元親(チカ)。
チャラい方が寺島夏生。
(あれ?ラペルドタイトロープ・ノットも夏生くんじゃないか!!)
この2人は、夏休みまでの間図書館の司書さんの代わりに一緒に受付をすることになった。
そこからお互いが何となく興味を持ち始めて、だんだんと惹かれていく。
男とか女とかじゃなくて夏生が好き
いつも夏生はチカのうちへ来るから、いざお泊まりでいい雰囲気になっても、親兄弟のいる実家では何も出来なくてなかなか甘酸っぱいんだけど、いざという時は結構チカ(メガネ男子)がガツガツくるのでそれはそれで萌える。
そして、チカのこのセリフだよ!
夏生と一晩一緒に過ごすために、正月の家族旅行断って家にひとりのタイミングで夏生呼ぶとか、青春かよ!
意外とチカは体力おばけなので、まあ、若いっていいよね、と思いつつ(*^艸^)
楢崎家の壁になっているわたし・・・。
いや、もう潔すぎるでしょ、あなたたち!!
一緒に住まないか?
2人はそのまま時を重ね、大学に進学することに。
兄と同じK大を目指すチカだけど、幼い弟たちの面倒は誰が見るのか?
東京でひとり暮らしをして、夏生と一緒に住みたいチカ。
一方の夏生は、女手一つで育ててくれた母親をひとりに出来ないから、と地元での進学を考えていた。
えーっ!!もう、どうするの!!
もう地元で同棲しちゃえば!!
とか、なんとか思っていたら、急転直下、事情が変わっていくわけで。
この後、5巻までが既刊で、まだまだ続くんだけど、このふたりの日々の出来事が大学でも続くことになる。
日々の積み重ねの物語
おそらく、ドラマCDの4巻をたまたま聴く機会があって、そこでその時の物語の一部を知ってしまってたから。
日々の積み重ねの物語とわかっていたからこそ、大事に読みたいと思ってしまったのかもしれない。
いやーん、彼メガネ!!(*^艸^)
チカの男らしさがキュンとくる5巻。
ぜひ手に取ってみてほしいお話のひとつ。
わたしはもうふたりの部屋の壁になってしまってるがね(笑)。
そして、大学前の本編には描かれていない期間や、短いエピソードが詰まった番外編。
これは、一番最後に読んでほしいな。