キャンプ用ペグ「アルペグ」紹介①
自社製品第一弾である「アルペグ」を紹介させていただきます。
アルペグは、近隣の大学との材料研究で、テストピース金型が必要となり、せっかく金型を製作するなら、面白いものをつくってみようと思い開発していきました。実際の鋳造テストピースは、ただの棒状のもので、試験片以外には使用することはありません。キャンプをしていた従業員から、ペグを製作してみたら面白いのではないかとの提案から開発・製作することになりました。そもそもアルミダイカストの金型は250万円以上はかるくする、高額なもので、投資回収が難しく、簡単にキャンプ用のペグをアルミダイカストでつくろうなんてことは思いません。いい機会ととらえて、世界初のアルミダイカスト製キャンプ用ペグを製作することを決定しました。
「アルペグ」の設計は、弊社 技術部にて行いました。鋳鉄では成形困難な形状、アルミダイカストでしかできない形状を設計しました。
設計者は キャンプをしない方なのですが、「アルペグ」の形状は 設計者のセンスが光っています。
断面形状が非対称で、凸凹形状が地面の食いつきを強化し、どの方向からの力にも耐えられる形状となっています。それにより、軽いペグにもかかわらず、強風にも耐えられる次世代のペグが誕生しました。
形状が決まり、鋳造解析(品質シミュレーション)をして、より品質が良いものをつくりたいといった想いをもって製作をしていきました。
製作中も いいものがつくれたら、自社製品第一弾として販売しても面白いねと話をしていました。(正直この段階では軽い気持ちでした。)
しかしながら、実際に売ってみようとしたら、販売ルートもなく、そもそも売れるのか?との疑問もあり、市場調査を兼ねて クラウドファンディングをマクアケで実施しました。
クラウドファンディング時に、キャンプブームと重なって 692人の応援をいただきました。コロナ時にも関わらずいい盛り上りがありました。そして、アマゾンへの出展を決定しました。
マクアケのプロジェクト横の 活動レポート には製造工程も詳しく掲載しています。井原市の観光も載せています。
https://www.makuake.com/project/alupeg/
そもそも鋳造って?アルミダイカストって何?どうやってつくってるの?といった疑問もわかっていただけると思います。
次回は、「アルペグ」が購入できる 販売サイトを紹介していきます。